ラトック、Raspberry Piと接続する学習リモコンが作れるキット。音声制御も可能

　ラトックシステムは、Raspberry Piと接続し、プログラミングを楽しみながら学習リモコンを作成できる学習キット「RPi-IREX」を2月下旬に発売する。価格は9,800円。

学習リモコンを作成できる学習キット「RPi-IREX」

　RaspberryPiに接続し、プログラミングする事で、赤外線学習リモコン機能を追加できる拡張キット。家にある様々な家電製品をコントロールできる学習リモコンを構築しながら技術を学べる。

　ラトックのWIFI家電リモコン「WFIREX」シリーズで培った技術をベースに、様々なメーカーの赤外線フォーマットを検証、リモコンフォーマットに依存しない学習方式を採用。NEC/家電協/ソニーフォーマットの他、海外メーカーなどの独自フォーマットを採用したリモコン信号も登録できる。ただし、ラトックの学習リモコンシリーズのリモコン用データは使用できない。

　Raspberry Piを操作することがはじめての人に向けて、RaspberryPiのセットアップから、環境構築まで説明したガイドや、学習リモコンを使用するためのサンプルのソースコードを用意。

　Siriなど、音声操作で制御可能な「Homebridge」にも応用が可能。Homebridgeは、iOS HomeKit APIをエミュレートしたサーバーで、iPhoneから音声で家電をコントロールできる。ただし、製品にHomebridgeは含まれておらず、使用するためにはNode.jsサーバーの環境構築が必要。

　接続は、GPIO40Pin接続型のHATタイプと、接続が手軽なUSBタイプの2パターンを用意。用途に合わせてつなぎ方を変更できる。出力LEDは、9方向の照射の半天球型LEDを搭載。赤外線の有効範囲は、水平方向最大360度、垂直方向最大180度、距離は最大10m。