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リコー、360度画像から訴求したい領域が自動で映るバナー広告
2018年3月6日 11:30
リコーは6日、インターネットのバナー広告を360度の画像で表示する事業に参入。その一環として、360度の広告画像の提供から広告の効果測定などを行なうサービス「RICOH 360 for Ad」を開始した。
バナー広告を360度の画像で表示するだけでなく、独自の360度の画像注目領域アニメーション技術を活用。これまでに撮影された360度画像を学習することで、広告写真の中で注目すべき箇所を自動で抽出。画像を水平に回転させるだけでなく、訴求したい領域が自動で映るという。
これにより、静止画の広告画像のクリック率と比べ、RICOH 360 for Adで360度表示したバナー広告のクリック率は約1.5~2倍に向上するとしている。
全天球カメラ「RICOH THETA」で撮影した画像は、上下左右360度で表示可能。静止画であるため、ファイルサイズは動画と比較しても低容量。広告を掲載するサーバーへの負担を抑えながら、上下左右360度に動いて表示されるため、「広告視覚効果は動画と同等になる」という。