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THETAで撮影したレストランなどの360度画像を、お店のWebに手軽に掲載できるアプリ

 リコーは5日、THETAで撮影した360度全天球イメージを、レストランや不動産情報、宿泊施設、美容室などのWebサイトに表示できるクラウドサービス「THETA 360.biz」を、より手軽にするアプリ「RICOH 360.biz for Tour Creator」を公開した。Android版を用意しており、iOS版は現在準備中。

アプリ「RICOH 360.biz for Tour Creator」を使った作業のイメージ

 スマートフォンやタブレットで利用できるアプリで、THETAとWi-Fiで接続。THETAで撮影したデータを、アプリへ転送し、撮影場所の名称設定やツアー作成などをアプリ上で行ない、サーバーにアップロードするまでの作業がアプリ1つで完了する。

 これまではTHETA専用アプリ「RICOH THETA S」による撮影、パソコンでの画像の取り込み、クラウドサービス「THETA 360.biz」へのアップロード、コンテンツ作成という作業が必要だった。これと比べ、「RICOH 360.biz for Tour Creator」アプリでは、撮影現場からすぐに画像をアップロードし、オフィスのWebサイト制作スタッフが即座にWebサイト作成に着手といった使い方が可能になる。

 360度のイメージはパソコンで取り込むと、どの画像がどこの場所を撮影したものか分かりづらいという声を受けて、アプリでは撮影した各画像に名称を設定できる機能を用意。よく使う撮影場所名称をTHETA 360.biz管理ツール上で設定しておくと、アプリ上に撮影場所名称リストとして反映され、テキスト入力せずにワンタッチで名称設定も可能。

 撮影現場で作成したコンテンツのURLは、メールやソーシャルメディアでシェア。現場で作成したコンテンツを、オフィスのスタッフだけでなく、ユーザーと共有する事もできる。