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ソニー、モバイルバッテリにもなるアルミボディのポータブルプロジェクタ
2018年3月22日 13:07
ソニーは、モバイルバッテリ風デザインのポータブルプロジェクタ「MP-CD1」を4月25日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は46,000円前後。
外形寸法83×150×16mm(幅×奥行き×高さ)、重量約280gという小型のボディにプロジェクタを内蔵。5,000mAhのバッテリも内蔵し、約2時間の投射が行なえるほか、プロジェクタとして利用しない場合はモバイルバッテリとしても活用できる。
投射デバイスはDLP。ソニーは反射型液晶のSXRDを推進しているが、小規模会議でのプレゼンテーションといった用途やそれに必要な明るさ、サイズのバランスを考慮し、DLPを採用したという。解像度は854×480ドットで、TIのIntellbBright技術により、画像に応じて輝度と電力をコントロールし、電力を抑えながら高輝度化を図っている。光源はLEDで、約50,000時間の使用が可能。
明るさは105ANSIルーメン。投射サイズは40~120型。本体の傾きを検知し、自動的に投影画像を補正する台形補正機能も備えている(垂直方向40度まで)。
約5秒のクイックスタートも特徴となっており、「持ち運んですぐに画面投射できる」という点をサイズとともに優先したという。そのためワイヤレス投写系の機能は省いている。1Wのスピーカーとアナログ音声出力も備えている。
入力端子はHDMIのみ(MHL対応)。HDMIの脇にはUSB端子を備えており、スマートフォンの給電のほか、ChromecastやFire TV Stcikなどのメディアプレーヤーやワイヤレスディスプレイアダプタへの給電が可能。そのため、MP-CD1とこれらのアダプタを持ち運ぶだけでプレゼンテーションやモバイルの大画面映像環境を構築できる。USBの出力は1.5A。
小型のサイズの実現のためにアルミボディを採用。筐体そのものが放熱し、プロジェクタの発熱を拡散する。冷却用のファンも内蔵している。充電はUSB Type-C経由で行い、約2.5時間でフル充電が可能。