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“宙に浮く4K映像”を目指したフレームレスデザイン4Kテレビ「VIERA FX800」

 パナソニックは、フレームレスデザインの4K液晶テレビ「VIERA FX800シリーズ」を4月20日より発売する。65型「TH-65FX800」と55型「TH-55FX800」の2モデルを用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は、65型が38万円前後、55型が28万円前後。

TH-55FX800

 4K液晶VIERAの上位シリーズで、スタイリッシュなフレームレスデザインが特徴。'17年モデルのEX750では17mmだった横の額縁部を6mmまで薄くし、ガラス素材で周囲を覆うことで、「映像のみがその場にあるようなデザイン」を目指した。本体の最薄部も8mmと横から見た際のスタイリッシュさも特徴。

TH-65FX800

 65/55型のいずれも3,840×2,160ドットの4K高輝度IPSパネルを採用し、映像エンジン「ヘキサクロマドライブ」など、4K VIERAの広視野角/高画質はそのままに、2月発売のFX750シリーズより高輝度なパネルを採用したことで、明るいHDRの表現力を高めている。

最薄部は8mm

 ヘキサクロマドライブは、映像を部分ごとに解析し、適切な処理を行なうことで、ノイズを抑えたりディテールを向上。さらに、忠実に色再現するための3D LUT(ルックアップテーブル)の色補正ポイントをEX750比で約1.6倍に増加し、特に暗部の色の忠実再現性を高めた。また、高輝度対応色補正処理により、明部の色表現の忠実性を大幅に向上し、深い青も紫がからずに、忠実に青く再現できるという。

 さらに、バックライトエリア制御とエリアコントラスト制御による「Wエリア制御」を搭載。コントラスト感と、明暗の表現力を向上している。「4Kファインリマスターエンジン」も搭載し、地デジやネット動画などあらゆる映像を4Kアップコンバートして処理することで、ノイズを抑えた4K映像を楽しめる。

 HDR信号は、Ultra HD Blu-rayなどの「HDR10」に対応するほか、放送やビデオカメラなどで採用が進む「HLG」もサポート。また、「明るさ連動HDR」を新搭載し、部屋の明るさにあわせてHDR画質を自動調整してくれる。スピーカーはフルレンジ×2で、最大出力は20W(10W×2ch)。

TH-65FX800(左)とTH-55FX800(右)

 チューナは地上/BS/110度CSデジタル×3で、別売USB HDDへの2番組同時録画に対応。録画した番組は、同一ネットワーク内のDIGAにダビング(コピー・ムーブ)できるほか、「お部屋ジャンプリンク」に対応し、録画番組や放送番組を、同一ネットワーク内のVIERAなどから視聴可能。また、専用アプリ「Panasonic Media Access」を使って、家庭内や外出先のスマートフォン/タブレットからも録画/放送番組を視聴できる。

 ホーム画面は「新・かんたんホーム」。リモコンのボタンを押すだけで、テレビ放送や録画番組、VODなどを一覧表示して、放送やVODなどを意識せずにコンテンツを探せる「アレコレチャンネル」も備えている。テレビ番組は、地デジ/BS/CSを横断表示可能で、録画番組はUSB HDDなどに録画した未視聴番組を一覧で表示できる。映像配信サービスはNetflixとdTV、YouTubeをアレコレチャンネル上で表示可能。

 Netflix、dTV、YouTubeのほか、Amazonビデオやアクトビラ4K(HDR非対応)、ひかりTV 4K、デジタルコンサートホールなどの映像配信サービスに対応する。

 リモコンは、マイク一体型で、YouTubeやdTVの動画や放送/録画番組の検索を音声で行なえる。スマートフォンアプリ「TV Remote2シンプルモード」によるテレビ操作にも対応する。

 LAN端子やUSB×3を備え、USB1端子のみUSB 3.0対応。入力端子はHDMI×4、コンポーネント×1、コンポジット×1、アナログ音声×1。出力端子は光デジタル音声×1とヘッドフォン。

 消費電力は65型が226W、55型が190W。年間消費電力量は65型が178kWh/年、55型が144kWh/年。スタンドを含む外形寸法/重量は65型が145.3×29.9×89.8cm(幅×奥行き×高さ)/約42.5kg、55型が123.4×25.4×77.5cm(同)/約32.5kg。