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オーテク、約9万円のHi-Fi用レコードプレーヤー。透明カートリッジケースも

 オーディオテクニカは、ベルトドライブ方式のターンテーブル「AT-LP7」や、カートリッジケース「AT6003R」など、アナログ関連の新製品を4月13日に発売する。価格はいずれもオープンプライスで、店頭予想価格は「AT-LP7」が9万円前後、「AT6003R」が3,000円前後、カートリッジ用リード線「AT6108」が4,500円前後。

ベルトドライブ方式のターンテーブル「AT-LP7」使用イメージ

アナログプレーヤー「AT-LP7」

 同社はエントリーユーザー向けに「AT-PL300」、「AT-PL300USBII」、「AT-PL300BT」、音にこだわるユーザー向けに「AT-LP3」、「AT-LP5」をラインナップしているが、さらに高音質を求めるユーザー向けモデルとして開発したのが「AT-LP7」となる。

「AT-LP7」

 ベルトドライブ方式のマニュアルターンテーブル。接合楕円針のVMカートリッジ「VM520EB」と、アルミニウム製ヘッドシェル「AT-HS10」を搭載。情報量の多い楕円針を採用する事で、「付属のカートリッジでも豊かな高音質再生ができる」という。交換針によるグレードアップも可能。

VMカートリッジ「VM520EB」と、アルミニウム製ヘッドシェル「AT-HS10」を搭載

 アームは、1960~70年代の設計を継承した独自のJ字型ユニバーサル式トーンアーム。様々なカートリッジに対応する、高さ調整機構も搭載する。

 33-1/3、45回転/分に対応。スピードセンサーでプラッターの回転速度を検知し、安定した回転を保持。プラッターは20mm厚の切削ポリオキシメチレン(POM)製で、耐磨耗性と高い剛性、機械的特性に優れている。ワウフラッターは0.08% WRM(33回転時)以下。

 不要振動を抑制するため、40mm厚の高剛性MDFシャーシを採用。フォノアンプも内蔵しており、PHONO/LINE出力を選択可能。MM(VM)/MC型カートリッジ切換スイッチも備えている。

背面

 電源はACアダプタで、外部電源方式によりノイズの少ない回路設計になっているという。高さ調整機構を備えたインシュレーターも装備。着脱式のダストカバーが付属する。

 消費電力は5.5W、外形寸法は450×352×157mm(幅×奥行き×高さ)で、ダストカバーを省いた重量は8.3kg。

ダストカバーも付属する
ベルトドライブターンテーブル【AT-LP7】 セットアップ方法

カートリッジケース「AT6003R」

 ヘッドシェル付きカートリッジを最大3台まで収納できるケース。ダブルロックピンタイプのヘッドシェルに対応。ゴム脚付きで安定した設置可能。スリット入りカプセルでヘッドシェルのフィンガー部も無理なく収納できるという。

カートリッジケース「AT6003R」。カートリッジは付属しない

 外形寸法は185×60.7×92mm(幅×奥行き×高さ)。ケース部はポリカーボネート樹脂製、台座はABS樹脂。

カートリッジ用リード線「AT6108」

 6N-OFCを使った、カートリッジ用リード線。φ0.12mm×29本で構成。4本1組となる。

 制振効果を向上させるチタン配合シースも採用。金メッキリードチップを使っている。

カートリッジ用リード線「AT6108」
使用イメージ

アナログ関連製品のパッケージリニューアルやキャンペーンも

 以下のアナログ関連製品も、パッケージをリニューアル。装いも新たに一斉発売する。

  • AT6012a (レコードクリーナー)
  • AT607a (スタイラスクリーナー)
  • AT618a (スタビライザー)
  • AT6180a (ストロボスコープ)
  • AT615a (水準器)
  • AT634a (交換用レコードクリ―ニング液)
  • AT6012Xa (レコードクリーナー)
  • AT6018a (レコードクリーナー)

 また、4月1日~9月30日まで、アナログカートリッジの「AT-ART1000 新規ご購入プレゼントキャンペーン」を実施。期間中に「AT-ART1000」を新規で購入すると、オリジナルのレコードジャケットスタンドがプレゼントされるというもの。詳細はキャンペーンページに記載されている。

オリジナルのレコードジャケットスタンド。右は利用イメージ