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オーテク、Hi-Fi技術を応用したDJ向けVMカートリッジ「AT-XP7」

 オーディオテクニカは、DJ向けのアナログレコード用VMカートリッジ2機種を4月13日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、「AT-XP7」が18,000円前後。「AT-XP5」が9,000円前後。

AT-XP7

 同社が長年培ったHi-Fi用カートリッジの技術を、DJ向けに応用したVMカートリッジ。0.3×0.7mil接合楕円針を採用している。出力電圧は、AT-XP7が6.0mV(1kHz、5cm/sec.)、AT-XP7が5.5mV(同)で、「パワフルなDJプレイを後押しする」という。

AT-XP5

 AT-XP7はグラスファイバー配合のハウジングで剛性を高め、2層のダンパーで共振を抑制し、繊細な音の表現を追求。クリアで豊かな広帯域再生と、DJ用としての耐久性も兼ねた新設計のステンレスサスペンションワイヤーと、骨太のアルミニウムテーパーパイプカンチレバーを備える。針先の視認性の高いデザインにより、狙った位置に針を落としやすくした。

 AT-XP5もグラスファイバー配合のハウジングで、カーボン入りABS樹脂材のカンチレバーを備える。針先の視認性の高いデザインも採用。

 再生周波数範囲は、AT-XP7が20Hz~20kHz、AT-XP5が20Hz~18kHz。チャンネルセパレーションはAT-XP7が22dB(1kHz)、AT-XP5が20dB(同)。出力バランスは2dB(1kHz)、針圧は2~4g(3g標準)。垂直トラッキング角は20度。コイルインピーダンスは6.7Ω(1kHz)、直流抵抗は990Ω、負荷抵抗は47kΩ。

 外形寸法/重量は共通で、17.2×28.3×17.8mm(幅×奥行き×高さ)/6.2g。非磁性体ドライバやワッシャ×2などが付属する。