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ネット経由で照明を音声操作。Clova Home第一弾「Philips Hue」と連携

 LINEは9日から、AIアシスタント「Clova」によるホームIoTサービス「Clova Home」の提供を開始。第一弾として、ワイヤレスで制御できる照明の「Philips Hue」と連携し、インターネットサーバーを経由し、「子供部屋の照明を消して」、「お風呂の照明を緑にして」などのように、Clovaに話しかけて操作できるようになる。

照明の「Philips Hue」が、Clovaに話かけて操作可能に

 Clova Homeは、 AIアシスタントのClovaから、IoT家電を操作可能にするホームIoTサービス。スマートスピーカーの「Clova WAVE」や「Clova Friends」へ指示した内容は、サービス企業のインターネットサーバーを経由して、自宅にあるゲートウェイと繋がり、各IoT家電に割り振られ、コントロールされる。

Clova Homeの概要

 Clova WAVEには、既に赤外線対応家電を操作する「音声リモコン」機能が搭載されているが、赤外線を使用しているため、Clova WAVEと家電製品の配置に制約がある。Clova Homeではネットワークを経由して操作するため、距離や配置場所の制限が無いのが特徴。

 「Clova Friends」も、今後オプションによって赤外線操作の「音声リモコン」機能に対応予定だが、それに先駆けて、Clova Homeを使った家電操作が可能になる。

 「Philips Hue」の制御は、照明のON/OFFに加え、明るさ・色などの細かな調整も音声で操作できる。事前にロケーションの設定を行なうことで、「リビングの照明をつけて」など場所を指定した操作も可能。

音声操作の例

 なお、既にClova WAVEで赤外線の「音声リモコン」機能を使っている場合は、ロケーション指定のない「照明をつけて/消して」などの指示は、赤外線対応家電への指示が優先されるため、Clova Homeを併用する場合は、LINE Clovaアプリ上で事前にロケーションの登録を行なうようアナウンスしている。

 利用には個人のLINEアカウントとLINE Clovaアプリ、 Hueアプリ・アカウントが必要。LINE ClovaアプリはAndroid 4.4/iOS 9.0以上で動作。LINE ClovaアプリからClova Friends、Clova WAVEに接続し、利用登録する。