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シャープ、「AQUOS AJ1」に約15万円の40型。4K/HDRでAndroid TV搭載

 シャープは、4K/HDR対応でAndroid TV搭載の液晶テレビ「AJ1」シリーズに、40型の「4T-C40AJ1」を追加する。発売日は6月2日で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は15万円前後。追加により、AJ1シリーズは60型、55型、50型、45型、40型のラインナップとなる。

40型の「4T-C40AJ1」

 Android TVを搭載し、4K動画や音声検索などが利用可能。シャープ独自のAIoTクラウドサービス「COCORO VISION」にも対応した、4K液晶テレビのスタンダードモデルと位置付けられている。

 3,840×2,160ドットの4Kパネルを採用。HDRコンテンツにも対応。4K/HDR映像からネットコンテンツまで高品位な描写を実現するという「AQUOS 4K Smart Engine」を搭載。新開発の「4K-Master アップコンバート」は、地デジやBlu-ray、ネット動画などを4K液晶パネルに最適な映像に変換。変換アルゴリズムを一新し、従来よりも精細感を高めたという。

 広色域技術「リッチカラーテクノロジー」も備え、LEDバックライトと色復元回路で映像の臨場感を向上。バックライト制御による倍速技術「120スピード」で残像感を低減する。24p映画を60p映像に変換する際になめらかな表示を可能にする「フィルム・デジャダー」も備える。

 液晶パネルの駆動方式とLEDバックライトシステムを最適化する事で、消費電力を抑えたまま、画面輝度を高める「ハイブライトネス」も搭載する。

 スピーカー部は、音声を前方に導くリフレクター構造と、開口率を高めるためスピーカーネットをなくした前面開口の新機構により、音抜けのよいクリアなサウンドをダイレクトに届ける「フロントオープンサウンドシステム」を採用。オンキヨーによる高音質技術も取り入れている。

 リスニングエリアを広げる音質補正技術「Eilex PRISM」と「VIR Filter」も採用。Eilex PRISMは、特定ポイントの音圧変化のみを補正するのではなく、空間全体の音響パワーの変化を捉え補正。原音に近い高音質が得られるほか、自然な音の広がりや奥行感、明瞭度の高い音声を実現するという。VIR Filterは、従来のデジタルフィルタに比べ高性能で、より広帯域かつ高精度な補正が行なえるという。

 AIoTクラウドサービスのCOCORO VISIONにより、AIが、家族のよく見る番組や利用した時間帯を学習。好きなジャンルの番組や、よく見るタレントが出演する作品を音声で通知する。人が近づくとテレビが自動でONになり、見逃しがちな番組なども気づかせる機能となっている。

 Android TV搭載で、リモコンのマイクに話しかけて番組などを検索可能。見たいジャンルや俳優の名前などから、番組やアプリを探せる。LAN端子と無線LANを搭載する。

 映像配信サービスも利用可能。AQUOS向けの「COCORO VIDEO」や、Netflix、dTV、Hulu、Amazonプライムビデオ、GYAO!、DAZN、Abema TV、U-NEXT、niconico、YouTubeなどに対応する。

 ゲームのCOCORO GAME、音楽配信のCOCORO MUSICにも対応。アプリのCOCORO VISIONからの検索や操作も行なえる。

 HDMI入力は4系統で、HDCP 2.2や4K/60pに対応。HDMI入力2はARCもサポートする。アナログRGB(D-Sub15ピン)やAV入力も装備。ヘッドフォン出力やアナログ音声出力、光デジタル音声出力を装備する。

 地上/BS/110度CSテレビチューナを3基備え、別売USB HDDへ2番組同時録画可能。レコーダのAQUOSブルーレイと接続することで、自動録画によりシーンの見逃しを防げる「AQUOSタイムシフト」も利用できる。

 スタンドは左右30度のスイーベルに対応。スタンドを含む外形寸法と重量は、90.1×27.1×58.5cm(幅×奥行き×高さ)、約17.5kg。消費電力は117W、年間消費電力量は99kWh/年。

【修正】記事初出時に6月16日発売としていましたが、2週間前倒しし、6月2日発売となりました(5月25日追記)