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音楽YouTube「YouTube Music」が5月22日開始。広告付き無料版や歌詞検索も

 Google傘下のYouTubeは16日(米国時間)、新たな音楽ストリーミングサービス「YouTube Music」を5月22日より開始すると発表した。米国やオーストラリア、ニュージーランド、メキシコなどで5月22日から開始し、広告付きの無料版と9.99ドルのPremium版を展開する。

YouTube Music

 以降は、オーストリア、カナダ、デンマーク、フランス、英国などに拡大予定だが、日本での開始時期の説明はない。

 ビデオのための配信サービスとして始まったYouTubeに、「音楽のために作られた」新音楽配信サービスとして「YouTube Music」がスタートする。音楽をより体験しやすく、パーソナライズした形で提供し、アーティストのオフィシャル楽曲、アルバムに加え、数千ものプレイリストやアーティストラジオ、ライブパフォーマンス、リミックスなどを提供するという。

 モバイルとデスクトッププレーヤーに向けた新デザインを採用。YouTube上のミュージックビデオも楽しめる。タイトルがわからない曲も、「口笛が入った流行りの曲」のようなあいまい検索が可能、また、歌詞の一部でも検索できるなど、独自の検索機能が特徴となる。

 利用者の再生履歴や、ユーザーがどこで何をしていたか、を学習。例えば空港にいる人には、フライト中にリラックスできる曲、スポーツジムに入ったらビートの強い刺激のある曲などをおすすめする。

 YouTube Musicは広告付きの無料と、9.99ドルのYouTube Music Premiumを用意。現在展開中の音楽配信サービス「Google Play Music」のユーザーは自動的にYouTube Music Premiumも利用できる。Play Musicで購入した楽曲やユーザーがアップロードした楽曲もは、引き続き再生できる。

音楽+映像のYouTube Premiumも登場

 また、YouTube Redの名称で米国等で展開していた定額制映像配信サービスの機能を「YouTube Premium」に変更し、リニューアル。2ドル値上げして、11.99ドルになるが、映像だけでなく、YouTube Music Premiumの全機能も利用可能になる。

YouTube PremiumとYouTube Music Premium

 近日中に米国やオーストラリア、ニュージーランド、メキシコ、韓国で開始。その後オーストリア、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、ロシアなどに2018年中に展開予定としている。日本での展開は未定。