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コルトレーンの完全未発表作「ザ・ロスト・アルバム」が6月29日発売
2018年6月11日 08:10
ジョン・コルトレーン(1926-1967)の完全未発表スタジオ・アルバム「ザ・ロスト・アルバム」が6月29日に全世界同時発売される。コルトレーンとマッコイ・タイナー(ピアノ)、ジミー・ギャリソン(ベース)、エルヴィン・ジョーンズ(ドラムス)の“黄金のカルテット”により、1963年3月6日にニュージャージーのヴァン・ゲルダー・スタジオで行った公式セッションを収録。価格は2,592円(税込)。別テイクを収めた2枚組のデラックス・エディションは3,456円(税込)。
CDの発売はユニバーサルミュージック。通常版はSHM-CD仕様。デラックス・エディションはUHQ-CD仕様となる。
・ザ・ロスト・アルバム(SHM-CD:UCCI-1043)
・ザ・ロスト・アルバム 【デラックス・エディション】(2UHQ-CD: UCCI-9295/6)
ザ・ロスト・アルバムのレコーディングは、マンハッタンのジャズクラブ「バードランド」での2週間公演期間中の昼間に行なわれた。バンドは翌日にも同スタジオに戻り、名盤「ジョン・コルトレーン・アンド・ジョニー・ハートマン」を録音している。
レコーディング・セッションの記録は残っていたものの、海賊盤も含め一切に世に出たことがなかった完全未発表作。マスターテープの所在も不明になっていたという。録音終了後にコルトレーンがスタジオから持ち帰り、当時の妻ナイーマに渡していたモノラル録音のリファレンステープが彼女の遺族によって発見され、録音から55年の時を経て、コルトレーンが当時在籍していたインパルス・レーベルより発表される。
マスターテイク全7曲(約47分)のうち、「アンタイトルド・オリジナル11383」「アンタイトルド・オリジナル11386」はコルトレーンの未発表のオリジナル曲。また、代表曲「インプレッションズ」と初録音のジャズ・スタンダード「ネイチャー・ボーイ」の2曲は、ピアノのマッコイ・タイナー抜きのトリオ編成での録音となる。これまで非公式録音のライヴ盤でしか世に出ていなかったコルトレーンのオリジナル曲「ワン・アップ、 ワン・ダウン」のスタジオ録音も収録されている。
ザ・ロスト・アルバム
1.アンタイトルド・オリジナル11383
2.ネイチャー・ボーイ
3.アンタイトルド・オリジナル11386
4.ヴィリア
5.インプレッションズ
6.スロー・ブルース
7.ワン・アップ、 ワン・ダウン
ザ・ロスト・アルバム【デラックス・エディション】
1.アンタイトルド・オリジナル11383 (テイク1)
2.ネイチャー・ボーイ
3.アンタイトルド・オリジナル11386 (テイク1)
4.ヴィリア (テイク3)
5.インプレッションズ (テイク3)
6.スロー・ブルース
7.ワン・アップ、 ワン・ダウン (テイク1)
1.ヴィリア (テイク5)
2.インプレッションズ (テイク1)
3.インプレッションズ (テイク2)
4.インプレッションズ (テイク4)
5.アンタイトルド・オリジナル11386 (テイク2)
6.アンタイトルド・オリジナル11386 (テイク5)
7.ワン・アップ、 ワン・ダウン (テイク6)
ザ・ロスト・アルバム (通常盤) | ザ・ロスト・アルバム (デラックス・エディション) |
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