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VRキャラ配信バーチャルキャスト、Oculus RiftとWindows MRに正式対応

 ドワンゴは18日、VRライブ配信プラットフォーム「バーチャルキャスト」をVer1.2.3にアップデート。PC向けVRヘッドマウントディスプレイ(HMD)のOculus Riftや、Windows Mixed Reality(Windows MR)に正式対応するなど、機能強化した。

Oculus Rift
AcerのWindows Mixed Reality用HMD

 従来は、バーチャルキャスト対応のHMDは「HTC Vive」のみだったが、Ver1.2.3から、Oculus RiftとAcerなどのWindows MR対応HMDに正式対応。VR配信時のHMDの選択肢が広がった。また、バーチャルキャストハンディカメラとゲストカメラの画角変更に対応し、現在の映像を確認できるサブモニターを追加する。

 ニコニコ生放送で6月18日21時から、アップデート内容の紹介と実演放送を実施予定。なお、Ver1.2.3では以下の仕様変更や不具合修正も行なわれる。

  • ニコニコログインの2段階認証対応
  • 酔い軽減対策の視野の狭め方を変更
  • 酔い対策の視界を狭めるかどうかをオプションで設定可能
  • 表情変更の操作をタッチからクリックに変更
  • オプションの解像度の追加(640×480)
  • VRMデータでShoulder Boneがないモデルの不具合を修正
  • ハンディカメラ・ゲストカメラで近づいた時の映像が見切れる問題の修正
バーチャルキャストの画面の例

 バーチャルキャストは、VR空間でユーザーがバーチャルキャラクターに変身して生配信などに活用できるサービスで、ドワンゴとインフィニットループが共同開発。対応配信先プラットフォームはニコニコ生放送、YouTube Live、ツイキャス、Twitch、OPENREC.tv。現在はβ版として提供している。

 今年4月13日のサービス開始以降、アップデートによる新機能投入を行なっており、背景変更機能の360度画像(エクイレクタングラー形式)対応や、VR空間外の視聴者に向けて画像ファイルを共有できる「プレゼンテーション機能」、同じVR空間内にいる人のみで画像を共有できる「カンペ機能」などが実装済み。

背景変更機能が360度画像(エクイレクタングラー形式)に対応
VR空間外の視聴者に向けて画像ファイルを共有できる「プレゼンテーション機能」