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バーチャルキャラに変身して触れ合い&配信、ドワンゴ新サービス「Virtual Cast」

 ドワンゴとインフィニットループは共同で、バーチャルキャラクターになったユーザーがVR空間のスタジオでコミュニケーションできるサービス「バーチャルキャスト」(Virtual Cast)の提供を開始した。β版となっており、対応配信先プラットフォームはニコニコ生放送、YouTube Live、ツイキャス、Twitch、OPENREC.tv。

「バーチャルキャスト β」

 バーチャルキャラクターになるためにはHTC VIVEと、VIVE推奨スペックのWindows 10 PC、公式サイトからダウンロードするソフトが必要。なお、バーチャルキャスト自体に生配信する機能は無く、別途、Niconico Live Encoderなどの配信ソフトを使う必要がある。

 生身の人間がゲームに挑戦する様子などを動画投稿するYouTuber(ユーチューバー)を、3DCGのキャラクター化した、いわゆる「バーチャルYouTuber」が話題だが、そのようなバーチャルキャラクターに、気軽に変身し、生配信などに活用できるサービス。

 バーチャルキャラクターになるには、VR HMDのHTC VIVEが必要。キャラクターになって、生配信を行なう。視聴者はニコニコ動画のようにコメントを投稿でき、コメントは配信中のVR空間に3Dで落下するように表示されたり、Twitterのカードのようなウインドウ表示も可能。

コメントは配信中のVR空間に3Dで落下するように表示
Twitterのカードのようなウインドウ表示

 視聴者を楽しませる様々なアイテムや、好きなバーチャルキャラクターモデルを取り込んで使える機能なども備えている。

 また、バーチャルキャラクターになったユーザーが、他の配信スタジオに乱入する「凸機能」も搭載。他のバーチャルキャラクターに会いに行ける機能となり、VR空間でキャラクターと見つめ合って会話したり、多人数で会ったり、キャラクター同士で触れ合うこともできる。

 VIVEをPCに接続し、Virtual Castを起動、ニコ生やYouTube Liveなど、配信プラットフォームを選択し、ログインすると、自分のスタジオに入れる。Virtual Cast自体に動画配信機能は無いため、例えばニコ生の場合は、Niconico Live Encoderなどの配信ソフトが必要。他のプラットフォームで配信する場合は、配信プラットフォーム側での開始操作が必要となる。

 なお、自分で配信をせず、他人のスタジオに「凸」する事もできる。