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ワイヤレスで繋がるサブウーファ、ヤマハ「MusicCast SUB 100」
2018年6月26日 13:00
ヤマハは、対応機器同士の自由度の高いワイヤレス接続が可能な「MusicCast」を進化させ、ホームシアターのリアスピーカーやサブウーファもMusicCastで接続できる「MusicCast Surround」を開発。その対応サブウーファとして、「MusicCast SUB 100」(NS-NSW100)を10月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万円前後。
MusicCast Surroundは、MusicCastでワイヤレス接続したスピーカーを、ホームシアターのリアスピーカーやサブウーファとして使えるようにするもの。例えば、対応するAVアンプに、フロントスピーカー×2とセンタースピーカー×1を有線で接続。リアスピーカー×2と、サブウーファ×1を、ワイヤレスで接続した5.1ch環境が構築できる。
MusicCast Stereoという機能にも対応。2台の対応スピーカーを連携させて、片方を左チャンネル、片方を右チャンネルとし、ステレオ再生するもの。モノラルスピーカーであるMusicCast 20を2台組み合わせてステレオ再生が可能になる。この機能は、これまでのMusicCastでも可能だったが、MusicCast Surroundの追加に合わせ、「MusicCast Stereo」と改めて名付けられた形となる。ステレオ再生だけでなく、対応サブウーファと連携して、2.1chへの拡張も可能。このサブウーファとして「MusicCast SUB 100」が利用できる。
MusicCast Surround/Stereo機能は、2018年以降発売のMusicCast対応AVアンプや、ワイヤレスストリーミングスピーカーなどが対応する。
MusicCast SUB 100は、ネットワーク機能として2.4GHz、5GHz対応の無線LANを搭載。LAN端子も備えている。
シアタースピーカーとしてのワイヤレス接続に加え、MusicCast Surround/Stereo対応製品であるMusicCast 50などとワイヤレスで連携、2.1chシステムに使う事もできる。その際は、ペアリングするだけで、マスターとなるデバイスに応じて、MusicCast SUB 100側のクロスオーバーと周波数は自動で調整される。
ウーファユニットは20cm径。再生周波数帯域は28Hz~300Hz。
バスレフポートでのノイズを低減させ、低域のレスポンスを高める「ツイステッドフレアポート」を採用。空気を振動板として利用する「エア・ウーファー」の原理に基づき、サイズを超えたスケールの重低音再生を可能にするA-YSTII方式も採用。
外形寸法は252×418×383mm(幅×奥行き×高さ)、重量は12.6kg。消費電力は60W。