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競合の地上波CM出稿情報が分かる「全国CMマスタ」。エム・データとインテージ連携

 テレビ放送を独自にメタデータ化して保有するエム・データは、マーケティング・リサーチ事業を展開するインテージと協力し、全国の地上波におけるテレビCMの出稿情報をデータベース化した「全国CMマスタ」を共同で開発、販売する。サービス提供開始は10月を予定している。

全国CMマスタのデータ連携、活用イメージ

 全国CMマスタは、47都道府県の全ての地上波テレビ(民放系列局+独立局)におけるテレビCMの出稿情報をデータベース化したもの。出稿情報を、全国すべてのエリアで自社・競合含めて把握したいという広告主のニーズに応えるため、エム・データが保有するテレビCMメタデータと、インテージが保有する全国テレビCM放映時点リストを連携させることで実現している。

 エム・データのテレビCMメタデータは、テレビCMの放送内容(企業名、商品名、放送日時、出稿秒数、出演タレント、コピー・ナレーションなど)をテキストデータベース化したもの。

 出稿情報には、どの局で、いつ、どのようなテレビCMが放送されたかといった情報が含まれており、テレビCMの出稿調査や競合CMの分析が全国レベルで行なえる。さらに、インテージから提供中のスマートテレビ視聴ログ「Media Gauge TV」と連携し、全国でのテレビCM接触実態(接触率、接触回数)も把握できるようになる。

 そのほか、インテージのSRI(全国小売店パネル調査)とSCI(全国消費者パネル調査)のベースとなる商品マスタ(商品情報データベース)とも連携可能。商品の販売や購買実績と、テレビCMの放送実績を紐づけて、テレビCMキャンペーンの効果測定にも活用できるという。