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テレビ全録・検索システム「SPIDER PRO」が7年ぶりに刷新。法人向け展開

 PTPは10日、テレビ録画番組を検索できるサービス「SPIDER PRO」の7年ぶりのモデルチェンジを発表した。新SPIDER PROは、従来の機能に加え、PCでの検索・視聴や、1クール(3カ月)全録画などを強化し、法人用として200台限定で7月30日から販売開始する。

 SPIDER PROはテレビを「検索」できる全録HDDレコーダで、法人向けに展開。企業の宣伝部や広報部、広告代理店などで使われている。新SPIDER PROではインターフェイスの刷新や機能強化を図っている。

 主な強化点は、以下の4つ。

(1)PCでもテレビを検索・視聴可能
テレビの前に行かずにPCやスマホなどで場所を選ばず検索できるようになる。また、検索結果はPCに直接ダウンロードでき、露出結果レポートも以前より簡単に作成可能。

(2)1クール、全録可能
1クール(3カ月)まるごとハイビジョンて録画可能になる(保存容量を従来製品の9倍増設したモデルも選択可能)。

(3)定型業務自動化
登録したキーワードの検索結果を決めた時間にメールでお知らせ。定型のレポートも SPIDERが自動作成する。ワークフローの一部をSPIDERが担うことで、定型業務にかける時間を最小化できるという。

(4)SPIDER間で情報共有
SPIDER間であれば、DVD等のディスクを使わずに、別部署や同一ネットワークの外にある会議室や社外でも必要な映像を共有できる。

 1契約の場合、通常モデル(4TB)の価格は、本体代が80万円、月額サービス料が毎月6万円。増設モデル(20TB)は、本体代が90万円、月額サービス料が毎月8万円。

 ただし、発売記念キャンペーンとして、2018年9月末までに納品されたユーザーは、PC視聴サービスが初回のみ10万円のところ、永久無料に。メール&ワークフローサービスは、通常年間24万円のところ、1年間無料で利用できる。SPIDER PROサービス料も、2018年12月末まで無料になる特典がついてくる。

 リース料金はリース会社や期間によって異なり、3年の場合は月額約25,000円など。