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OPPO最後のUHD BD「UDP-205/203」がDolby Vision対応を強化
2018年7月18日 07:00
OPPO Digital Japanは18日、Ultra HD Blu-rayプレーヤー「UDP-205」と「UDP-203」の最新ファームウェアを提供開始し、Dolby Vision対応を強化。ソニー製の一部テレビとの互換性向上を図る「プレーヤー主導」モードなどを追加した。
また、UDP-205のUSB DAC機能も強化。USB DAC入力したMQAデータのコアデコード再生に対応するほか、アップサンプリング機能なども追加する。なお、UDP-205のMQA対応強化のためには、USB DAC部(XMOS)のファームウェア更新も必要となる。
- Dolby Vision信号を出力する際にソニー製の一部のディスプレイ機器との互換性を図るための「プレーヤー主導」モードを追加
- 「ドルビー・ビジョン」強制出力機能を追加。HDMI出力から出力される信号をDolby Vision形式の信号に強制的に変換することが可能な環境下で有効になる
- 「ドルビー・ビジョン・プロセッシング」設定機能を追加。Dolby Visionの信号処理をディスプレイ側で行なうか、UDP-20xシリーズで行なうかを設定できる
- 【UDP-205のみ】USB DAC入力経由でのMQAデータのコアデコード再生機能を追加
- 【UDP-205のみ】USB DAC入力時に、入力されたデータをアップサンプリング(44.1k→88.2k/48k→96kのみ)する機能を追加
- 全般的なUHD BDディスクその他のディスクの再生互換性を向上
なお、UDP-205のMQA再生は、ネットワーク再生、USBメモリ再生、ディスク再生、USB DAC入力再生を問わず、全てMQAコアデコードでの処理となる。フルデコードのためには、UDP-205の各種デジタル出力端子からMQAレンダラー機能、もしくはMQAフルデコード機能を搭載するDACに接続する必要がある。
OPPO Digitalは、SACD/DVD対応のユニバーサルプレーヤーとして、BDプレーヤーを中心にビジネスを展開し、17年にはUHD BD対応の「UDP-205」、「UDP-203」を発売し、人気を集めていたが、'18年4月に新規製品の企画・開発を停止を発表。今後もサポートは継続し、ファームウェアアップデートも予定しているが、UDP-205/203がOPPO Digitalとしての最後の世代の製品となる。