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NOBUNAGA Labs、新線材採用の4.4mm 5極MMCXケーブル「辻が花」

 WiseTechは、NOBUNAGA Labsブランドの新製品として、新線材を使ったAdvanceシリーズの第3段モデル「辻が花(つじがはな)」を8月8日に発売する。MMCX対応の4.4mm 5極バランスケーブルで、型番は「NLA-TJH」。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15,400円前後(税込)。

辻が花「NLA-TJH」

 独自技術の「Symmetric Braid Matrix」を採用。導体のプラス側とマイナス側の撚り方向を対称とし、導体同士の電気抵抗の上昇を抑え、電気信号の流れを極限までスムーズ化し、低域から高域まで広い帯域の音を伝送できるという。

イヤフォン側はMMCX端子

 1芯あたり0.06mmの超極細な高純度無酸素銅を133本使用。 導体抵抗値を抑え、電気伝導性が向上、自然で躍動感ある中低域を実現するという。

 さらに、導体を真円化して導体自体の柔軟性と耐久性が飛躍的に向上。折り曲げや急激な温度変化にさらされても安定した信号伝達ができるとする。

 電気抵抗の原因となる分岐部分には、はんだ接合工程(ジョイント加工)を施さず、ケーブルの編込みピッチを均等化するため、手作業で編み込みしている。これにより、伝送特性が変化しない 理想的な設計を実現したという。

分岐部分

 4.4mm5極プラグは日本製。コンタクト部すべてに金メッキを施している。フラッシュメッキ工程に特殊処理を施すことで、メッキはがれや酸化侵食などのトラブルも防止。

ウォークマンとの連携イメージ

 プラグシェルは、NLP-PRO-TP4.4/5に同梱しているサイズより短いショートシェルを採用。オリジナルのマットブラックデザイン採用で、シンプルながら高級感を強調した。

 MMCXコネクタ部分には24K金メッキ処理を施し、接触抵抗を抑え、高い電気伝導性を発揮。シェル内部にはモールディング加工を施し、着脱時のトラブルを最小限に抑えた。

 長さは120cm。-156度で72時間、クライオ処理を施している。MMCX端子の対応イヤフォンは、シュアのSE215、finalのE5000/E4000、JVCのHA-FD01/FD02、SATOLEXのDH303-A1(Tumuri)など。その他の動作確認済みリストはWebに掲載されている。