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パイオニア初のUHD BDプレーヤー「UDP-LX500」は18.5万円。Dolby Vision対応

 オンキヨー&パイオニアは、パイオニアブランドのUltra HD Blu-ray対応ユニバーサルプレーヤー「UDP-LX500」を9月下旬より発売する。価格は185,000円。同社の光ディスク高画質技術や高音質再生技術を投入、Dolby Vision方式のHDRにも対応する。

UDP-LX500

 レーザーディスクに始まり、DVD、ブルーレイとメディアの変遷毎に光ディスクのハイクオリティプレーヤーを導入してきたパイオニアがUltra HD Blu-ray(UHD BD)プレーヤーに参入。筐体の制振性・静音性を高め、映像・音声処理回路の設計を一新して低ノイズ化を実現し、UHD BDが持つ高いポテンシャルを忠実に再生するという。

 再生可能メディアはUHD BDとBDビデオ、DVD、DVDオーディオ、SACD、音楽CD。BD-R/REやDVD±R/RW、AVCHD、DSDディスク、CD-R/RWの再生も可能。

 高品位なディスク再生のため、筐体の高剛性化と低重心化を追求。BDドライブは制振性と高剛性が特徴の「リジッド&クワイエットBDドライブ」で、ドライブの密閉性と振動遮断のための「アコースティックダンパートレイ」や3mm厚鋼板「リジッドアンダーベース」などにより、リジッド筐体内で発生する振動や騒音を抑制。高品位なディスク再生を実現する。

 また、回路上のノイズループを極小化する低ノイズ設計を追求。主な信号処理を行なうメイン基板には6層IVHを採用し、デジタル信号配線の最適化とGNDインピーダンスの最小化を行なうことで、デジタルノイズを低減。映像・音声信号処理のS/Nを向上させ、最大18Gbpsの高速信号伝送の精度を高めた。

 HDMI出力は2系統(MAIN、SUB)で、映像をMAIN、音声をSUBに独立出力する「セパレート」、MAINのみ映像・音声出力する「シングル」、SUB端子のみから音声出力する「ピュアオーディオ」の3つの出力モードを選択できる。

 また、パイオニアAVアンプ「SC-LX701/LX801/LX901」とHDMI接続することで、高純度なジッターレス伝送を実現する「PQLS」に対応する。

 音声出力は、同軸デジタル音声出力と、光デジタル音声出力、アナログ音声出力(RCA)が各1系統で、アナログ2ch再生向けに電源とGND周りのノイズを可能な限り抑制し、音色感豊かなチューニングを施したという。デジタルオーディオ回路やビデオ系回路をオフにして高品位なアナログ音声再生を実現する「ダイレクト機能」も備えている。

 HDR信号はHDR10とDolby Visionに対応。メディアやHDRマスタリング時の詳細情報の表示機能を装備。ディスプレイごとに最適な画質を選べるプリセットモードを備えている。また映像/音声信号や制御信号を通さないZERO SIGNAL端子も備え、AVアンプと接続してHDMI接続時のGND安定化を図れるという。

 USB端子は前面と背面に各1系統装備。LAN端子やRS-232Cを備えている。消費電力は16W(待機時0.4W、ネットワークスタンバイON 1.2W)。外形寸法は435×337×118mm(幅×奥行き×高さ)、重量は10.3kg。自照式のリモコンが付属する。