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Noble Audio、特殊ダンパーで音質高めた約2.6万円のイヤフォン「EDC Bell」

 エミライは、Noble Audioの新しいユニバーサルイヤフォン「EDC Bell」の発売日を9月上旬に決定した。従来は「今夏発売」を予告していた。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25,900円前後。ダイナミック型ドライバを採用している。

「EDC Bell」

 「Noble Audioのサウンド・シグネチャーをより身近に楽しんでいただく事、普段から気軽に持ち出せる事」をテーマに開発された「EDC」シリーズの新モデル。EDCシリーズでは「EDC Velvet」(実売約16,000円)が既に発売されているが、EDC Bellはその上位モデルと位置づけられている。

 名称のBellは、「真鍮製の鐘」をイメージした形状から命名されたもの。Velvetに搭載したダイナミック型ドライバの性能をさらに活かし、サウンドに磨きをかけたものがBellだという。

 ダイナミック型ドライバはデンマーク製。サイズは5.8mm径。特殊なダンパー構造を採用しているのが特徴で、小口径でありながら、大口径に匹敵する低域の量感を実現。小型にした事で振動板の軽量化も実現したという。

 BellとVelvetの違いは、アコースティックチューニングのためのパッシブフィルタの素材で、Bellではより伸びやかな高域を実現。さらに、Velvetはアルミニウム筐体だが、Bellでは真鍮筐体を採用し、PVDコーティングを施している。

 ケーブルは着脱できないタイプで、ケーブル自体もBellとVelvetでは異なる。VelvetはRitzワイヤーであるのに対し、BellはTinselワイヤーを採用。銀メッキ高純度銅リボン導体を使っており、中心部にケブラーファイバーを採用する事で、高い強度も誇る。なお、Bellのケーブルにはリモコンを搭載していない。

 再生周波数帯域は20Hz~20kHzで、インピーダンスは35Ω以下。

「EDC Bell」