ニュース

カシオ、有機EL搭載Wear OSスマートウォッチ「PRO TREK Smart」。地図付きで3日間動作

 カシオは、「IFA 2018」の会見において、新たなスマートウォッチ「PRO TREK Smart WSD-F30」を発表した。カラーはOrange、Blue、Blackの3色。欧州では'19年1月に発売し、価格は549ユーロ。

PRO TREK Smart WSD-F30(Orange)

 GoogleのWear OSを採用したスマートウォッチで、Wi-FiとBluetoothを搭載。カラーの地図とGPSを備え、オフライン時も利用できる。本体は50m防水に対応。GPSはGLONASSとみちびきに対応する。

 Android 4.4以降またはiOS 9.3以降のスマホと連携。Googleアシスタントに対応し、声で質問することなどが可能。また、スマホへのメールやSNSの通知表示のほか、メールの返信などもWSD-F30から行なえる。

PRO TREK Smart WSD-F30(Blue)
PRO TREK Smart WSD-F30(Black)

 ディスプレイは1.2型で、従来から採用している2層構造が進化。カラーディスプレイは390×390ドットの有機ELで、地図やデータを従来より高解像度かつ鮮明な色で表示。モノクロディスプレイは、時刻だけでなく気圧や高度などのデータも同時に表示できるようになった。

地図表示画面
モノクロでもセンサーのデータを時刻と同時表示可能

 バッテリ消費を抑え、充電なしでも地図などを最大3日間利用できるExtendモードを採用。同モード中はスマホと通信をしないため、あらかじめ地図をダウンロードしておく必要はあるが、GPSログは記録可能。時刻などはモノクロで表示し、ワンボタンでカラーの地図を呼び出せる。

 その他の表示モードでは、時計やセンサーのデータのみ表示するMulti-Timepieceモードが最大1カ月動作。モノクロ/カラー表示や、Wi-Fi/Bluetooth通信、GPSなどが利用できるNormal Use時は1.5日間動作する。

キーボード表示
音楽プレーヤー画面
ツール選択画面

 GoogleのWear OSに対応した様々なアプリが利用でき、アウトドア向けのナビゲーションを行なう「ViewRanger」や、ゴルフ用の「HOLE19」、水泳用の「MySwimPro」、リアルタイム天気表示の「MyRadar」、釣り用の「Fishbrain」、スキー用の「Ski Tracks」などに対応する。

GoogleのMiles Barr氏も登壇

 ヘッド部は小型化し、外形寸法は約60.5×53.8×14.9mm(縦×横×厚さ)、重量は約83g(リストバンド含む)。バンド部も改良され、柔軟性を向上。バンド穴を追加し、より手首にフィットしやすくしたほか、交換も可能になり、別売でバンドを用意することも検討しているという。

ヘッド部を小型化
バッテリホルダ