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ゲーム動画見て、好きな地点からプレイ「PicoPico」。ニコ生に自作ゲーム投稿
2018年10月25日 22:17
ドワンゴは25日、運営するニコニコ生放送の「実験放送」に、ユーザーが自作ゲームを投稿できる新機能を追加。さらに、レトロゲームをプレイ・シェアできるスマホアプリ「PicoPico」を、D4エンタープライズと共同開発、2019年初旬に提供する。このアプリでは、ゲームプレイを録画・共有でき、その動画を視聴するだけでなく、任意の地点からゲームプレイができる「動画形式セーブデータ」に対応する。
ニコ生に自作ゲームを投稿
ニコニコ生放送の「実験放送」、および実験放送用アプリ「nicocas」で楽しめる「実験放送ゲーム」において、自作ゲームの投稿に対応。生放送中に配信者が視聴者と一緒にゲームが楽しめるようになる。
ユーザーは自分が制作したオリジナルゲームを、自作ゲーム投稿サービス「RPG アツマール」へ投稿。「実験放送ゲーム」のラインナップに追加され、自由に遊べるようになる。
また「実験放送ゲーム」で既に提供中の「泥棒バスター」「ウィリアムゴリラ」2タイトルについては、ソースコードを公開。ゲームを改変して投稿することも可能になった。
さらに、「RPG アツマール」主催の「ニコニコ自作ゲームフェス新人賞 2019」において新人賞「実験放送ゲーム部門」の新設および作品募集を開始した。なお、これらの制作にはドワンゴが開発したゲームエンジン「Akashic Engine」の環境が必要。Akashic Engineとは、JavaScriptで動作するゲームエンジンで、オープンソースで公開されており、制作したゲームの公開にロイヤリティは不要。ゲーム開発で利用できるライブラリとツールが用意されている。
動画形式セーブデータ対応の「PicoPico」
レトロゲーム配信サービス「プロジェクト EGG」を運営するD4エンタープライズと、ドワンゴが共同開発するアプリ。2019年初旬に提供予定で、iOS/Android向けに展開する。iOSはMFiゲームパッド、AndroidはBluetoothゲームパッドが利用できる予定。
毎週約3タイトルずつ追加されるゲームを無料で遊べるほか、有料会員に登録すると全てのゲームが遊び放題になる。利用料金はiOSが月額550円(税込)、Androidが月額540円(税込)の予定。
アプリ提供開始時点では「スペランカー」、「ザナック」などがプレイでき、その後も人気タイトルを追加していくという。
プレイ中のゲームのセーブデータを他のユーザーと共有できる、配信タイトルはニコニコ生放送の「実験放送」での実況配信も可能。ゲームプレイ中にいつでもセーブができ、セーブデータをアプリ内に投稿できる。投稿されたセーブデータはゲーム内のランキングなどに共有され、別のユーザーがセーブされた続きからプレイすることも可能。
最大2時間(予定)の録画機能も備える。この録画は、単なる映像ではなく「動画形式セーブデータ」と呼ばれるもので、メッセージの表示や倍速再生などを指示するメタタグ情報を付与できる。これを使い、自身のプレイ動画を編集して共有できる。さらに、投稿された動画形式セーブデータは視聴するだけでなく、任意の地点からゲームプレイ(派生プレイ)も可能。