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AWS活用の8K60pライブストリーミングシステムをNHK-MTなど共同開発

NHKメディアテクノロジーとテクノロジー・ジョイント、Spin Digital Video Technologiesは、8K/60p 4:2:2 10bitの高画質映像をインターネット回線を使い、リアルタイムで複数地点にライブ配信できる「8Kライブストリーミング配信システム」を共同開発した。11月14日~16日まで幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2018」に出展する。

8Kライブストリーミングシステムの概要

'17年度3社で共同開発した「8K60P 対応クラウドエンコードシステム」の機能を進化させたもの。映像は8K/60p HEVC 4:2:2 10bit、音声は22.2chに対応する。AWS(Amazon Web Services)のクラウドを用いて、専用回線ではなく一般のインターネット回線を利用した8K映像のライブストリーミングを可能にする。

このシステムでは、複数地点の8K映像を複数地点に配信できる。例えば、スポーツ競技の各会場の映像を複数のパブリックビューイング会場に送り、観たい競技の映像を会場で選んでライブ観戦するといったことが可能になる。

8K映像データをクラウド上で一括管理でき、VOD形式の配信も可能。PCやタブレットによるコンテンツ再生制御のユーザーインターフェイスのカスタマイズができるという。

8KリビングシアターなどをInter BEEに出展

NHKは「Inter BEE 2018」にJEITA(電子情報技術産業協会)と共同で出展。

家庭のリビングルームをイメージした空間で8K映像と22.2chサラウンド音響を体感できる「8Kリビングシアター」を展示する。

また、ブース内に4K中継車を展示し、4K2K一体制作について中継番組の事例や、大河ドラマ「いだてん」の制作フローを紹介する。

Inter BEE 2018のNHK・JEITAブースのイメージ