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旭化成、Bluetoothヘッドフォンで長時間&高音質再生できる32bit DAC「AK4331」

旭化成エレクトロニクス(AKM)は、ヘッドフォンアンプ内蔵の32bitステレオDAC「AK4331(AK4331ECB)」を販売開始した。低消費電力が特徴で、Bluetoothヘッドフォンの長時間再生と高音質化を実現するという。

AK4331ECB

ポータブルオーディオ機器に採用されている2014年発売のAK4375Aに比べて消費電力を半減しており、THD+N(高調波歪み+ノイズ)-100dB、SN比109dBの性能を4.4mWの超低消費電力で実現した。サンプリングレートは最大192kHzに対応する。

ハイエンドオーディオ機器向けのプレミアムDACに搭載しているVELVET SOUNDテクノロジーをポータブル向けに最適化。新開発の低消費電力技術を採用する。ヘッドフォンアンプやLDOなど各ブロックも音質性能を維持しつつ電力を削減。Bluetoothヘッドフォンの長時間再生要求に応えるという。

ジッターの多いクロック入力環境において効果的というジッタクリーナー(サンプルレートコンバーター)のほか、ヘッドフォンアンプ、デジタルマイク入力、LDOなどの機能を小型36-pin CSPパッケージに集積している。

なお、同社はスマートフォン用の32bit DAC「AK4377A」も販売開始。 '17年発売「AK4376A」の機能強化版で、回路アーキテクチャを踏襲・最適化、低消費電力を維持しながら高出力時の歪み特性を向上。出力25mWでの歪み特性は-106dBを達成している。最大384kHzに対応する。