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シャープ、Android搭載の4K業務用ディスプレイ。等身大表示の85型など

シャープは、Android OSを搭載した4K液晶のデジタルサイネージ向けディスプレイ6モデルを2019年3月中旬より順次発売する。24時間稼働に対応した輝度500cd/m2の「PN-HM」シリーズと、16時間稼働で350cd/m2の「PN-HB」シリーズで、それぞれ65/75/85型をラインナップする。価格はオープンプライスで、想定価格は58万円~163万円前後。

65型「PN-HB651」(別売の壁掛け金具使用時)

PN-HMシリーズ
PN-HM851(85型)2019年6月下旬発売
PN-HM751(75型)2019年3月上旬発売
PN-HM651(65型)2019年5月上旬発売

PN-HBシリーズ
PN-HB851(85型)2019年6月下旬発売
PN-HB751(75型)2019年3月中旬発売
PN-HB651(65型)2019年5月上旬発売

4K(3,840×2,160ドット)液晶パネル搭載の、コントローラー内蔵インフォメーションディスプレイ。詳細な地図や、案内表示の細かな文字、人の肌や布地などの質感も鮮明に映し、大画面で離れた場所からの視認性も高いという。85型を縦置きすれば、人物を等身大で表示可能(1,872mmまで)。

同社の4Kインフォーメーションディスプレイでは初となるAndroid OS搭載のコントローラーを内蔵し、パソコンレスでデジタルサイネージの運用ができる。配線や設置作業の負荷の軽減、導入コストの低減にも貢献するという。壁面設置や天井からの吊り下げ、床面などへの水平設置にも対応する。なお、テレビチューナーは内蔵しない。

PN-HMシリーズは、24時間稼働に対応し、輝度は500cd/m2。PN-HBシリーズは、16時間稼働で350cd/m2。バックライトはいずれも直下型LEDで、コントラスト比は5,000:1。

85型「PN-HM851」(別売の壁掛け用金具使用時)

HDMI入力を2系統備え、HDCP 2.2やCEC、HDR10に対応。DisplayPort(HDCP対応)や、アナログRGB(D-Sub 15ピン)も各1系統備える。DisplayPort出力や、ステレオミニの音声入出力、RS-232Cの入力(D-Sub 9pin)と出力(ステレオミニ)なども装備。

コントローラー部はAndroid 7.1搭載。アプリはプリインストールされており、ユーザーが別途業務向けのアプリなどを購入してインストールすることは可能だが、Google Playなどからのアプリのダウンロード/インストールには非対応。CPUはヘキサコア(Arm Cortex-A72デュアルコア+Cortex-A53クアッドコア)。メモリは4GB。32GBのストレージやmicroSDカードスロット、LAN端子と無線LAN(IEEE 802.11ac/n/a/g/b)、Bluetooth 4.1などを備える。

出力10W×2chのスピーカーを内蔵。外形寸法は85型が約1,902×89×1,083mm(幅×奥行き×高さ)、75型が約1,676×88×954mm(同)、65型が約1,455×88×830mm(同)。オプションでコントローラーボード「PN-ZB03C」、ワイヤレスボード「PN-ZB03W」、HDBaseT受信ボード「PN-ZB03H」を用意する。