ニュース

パナソニック“世界で最もシネマティックなテレビ”、4K有機EL「GZ2000」

パナソニックは、米ラスベガスで1月8日(現地時間)に開幕する「CES 2019」に合わせ、「World’s Most Cinematic TV」を謳う4K有機ELテレビ「GZ2000」を発表した。65型と55型をラインナップ。発売日は未定。HDR10+とDolby Visionの両方をサポートする、世界初の有機ELテレビになるという。

「World’s Most Cinematic TV」を謳う4K有機ELテレビ「GZ2000」

一流のハリウッドのカラリストによって最適化された、特注の「Professional Edition 4K OLEDパネル」を採用。「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、「ジュラシック・ワールド」、「ワンダーウーマン」などを手がけてきたカラリスト・Stefan Sonnenfeld氏の色調整技術が投入されている。

パネルは、パナソニックの研究開発エンジニアによってカスタマイズされており、画質に影響を与えるパラメータをさらに細かく制御できるのが特徴。平均輝度レベルも大幅に向上しており、コントラスト処理も改善。ダイナミックレンジも拡大しているという。

HDRコンテンツの表示も向上しており、「明るさやコントラストが変化するトリッキーなシーンも、楽々と再現できる」とする。さらに、CalMAN PatternGenのテストパターンもサポート。AutoCal機能も備えている。

映像処理エンジンとして「HCX PROインテリジェントプロセッサ」を搭載。ダイナミックHDRメタデータの複数フォーマットと互換性を持ち、「視聴者はソースに関係なく最高のTV映像を体験できるようにする」という。HDR10+とDolby Visionに加え、ハイブリッドログガンマ(HLG)もサポート。HDR10や、新しい静止画像フォーマットである「HLG Photo」にも対応する。

音声面もこだわっており、Dolby Atmosをサポート。世界初となる、Atmos用に上向きにスピーカーを内蔵。「没入型の球形サウンドステージを作り出す」という。

薄型テレビだが、強力な低音再生も可能。Technicsブランドのエンジニアによって調整されており、Technics独自の「JENOエンジン」も搭載する。

新たな「My Home Screen 4.0」を採用。ユーザーは柔軟にTVのユーザーインターフェイスをカスタマイズでき、ライブのテレビ放送へショートカットできるアイコンや、接続機器、Netflix、Amazon、YouTubeなどのアプリにも手軽にアクセスできる。よく見るテレビ局を、ホームスクリーンに追加する事も可能。

Googleアシスタントや、AmazonのAlexaとも連携可能。声で指示して、テレビを操作できる。