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ケンウッド、ハイレゾ/前後ドラレコ対応の新AVナビ「TYPE S」。約6万円の「L」も
2019年1月10日 15:42
JVCケンウッドは、ケンウッドブランド「彩速ナビ」の新シリーズ「TYPE S」3製品を1月下旬より順次発売する。いずれもハイレゾ再生に対応し、価格はオープンプライス。店頭予想価格と発売時期は、8型ディスプレイの「MDV-S706L」が9万円前後で2月上旬、7型で200mmワイド対応の「MDV-S706W」と7型「MDV-S706」が各7万円前後で1月下旬を予定している。
エントリーシリーズの「TYPE L」2機種は3月上旬より発売。7型で200mmワイド対応の「MDV-L406W」と7型「MDV-L406」を用意し、価格はオープンプライス、店頭予想価格は各6万円前後。
なお、彩速ナビの最上位モデル「MDV-M906HDL」は別記事で紹介している。
ハイレゾ/前後ドラレコ対応のミドルクラス「TYPE S」
ミドルクラスの新シリーズとして「TYPE S」を展開。ハイレゾ再生に対応し、SDカードやUSBメモリに収めた192kHz/24bitまでのWAVやFLACファイルを再生できる。また、従来の上位シリーズ(TYPE Z/M)で採用していた「アクティブオーバーレイGUI」を採用するなど、「普及価格帯の中でもワンランク上の機能と装備を備えたステップアップモデル」と位置づけている。
前後ナビ連携型ドライブレコーダー(別売)との接続にも対応し、フロント用とリア用を組み合わせて同時録画ができる。
ナビ/AV機能はほぼ共通で、3機種の主な違いは画面サイズ。「MDV-S706L」は8型、「MDV-S706W」は7型で200mmワイド対応、「MDV-S706」は7型。解像度はいずれも800×480ドット。
地上デジタル放送のフルセグ/ワンセグ受信や、DVD/CD/SD/USB再生に対応。AM/FMチューナを備え、ラジオも聴ける。Bluetooth経由での音楽再生も可能。独自の「K2テクノロジー」を搭載し、非ハイレゾ楽曲を含むすべての音源を高音質化できるとする。アンプの最大出力は50W×4ch。
「ジェットレスポンスエンジンIII」を導入し、フリックやタッチといったスマートフォン感覚の操作性を高速描画で実現。メインの操作ボタンを地図画面上に表示する「アクティブオーバーレイGUI」を採用し、直感的に使えるとする。
新INFOウィンドウモードで、運転中のドライバーに必要な渋滞表示、速度履歴など、8つの項目から自分に合った情報をエンターテインメント的に表示。快適なドライブを可能にするという。自車位置精度を高める「高精度3Dジャイロセンサー」も搭載する。
約6万円のエントリー「TYPE L」
7型/800×480ドットのタッチ操作対応液晶を備え、ワンセグチューナーで受信したテレビ放送視聴が可能。DVD/CD/SD/USB再生に対応し、別売USBケーブルで接続したiPhone/iPodの音楽を聴くこともできる。ハイレゾ再生には対応しない。AM/FMチューナを備え、ラジオも聴ける。アンプの最大出力は50W×4ch。
「ジェットレスポンスエンジンIII」でスマートフォン感覚の操作性を実現。「シンプル&スマートGUI」を採用し、はじめてでも直感的に使えるとする。
ラジオはFM多重放送「VICS WIDE」に対応。GPSは準天頂衛星「みちびき」にも対応している。ナビとスマートフォンを連携させ、地図画面のリモート操作や目的地設定などが行なえるアプリ「NaviCon」も利用可能。
このほか、自動車販売/レンタカーなどの特定販路向けAVナビ「TYPE D」を1月中旬より順次発売する。価格はすべてオープンプライス。上位モデル「MDV-D706BTW/D706BT」(1月下旬発売予定)は、ハイレゾ対応で「K2 TECHNOLOGY」を搭載し、直感的な操作が可能なアクティブオーバーレイGUIも採用。ほかにも、ワンセグチューナーとBluetooth機能を搭載した「MDV-D406BTW/D406BT」など、計9製品をラインナップする。