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「Roon 1.6」提供開始。Qobuzハイレゾ楽曲対応、Roon Radio刷新
2019年1月22日 18:01
音楽管理/再生ソフトウェアの「Roon」が、1月22日に最新版「Roon 1.6」へアップデート。新たにQobuz(日本未サービス)のロスレス/ハイレゾ音楽コンテンツ再生に対応したほか、ユーザーの好みに合わせた音楽を再生するRoon Radioの機能を刷新した。
Qobuzのロスレス/ハイレゾ楽曲も再生可能に
音楽配信サービスのQobuzと連携し、ロスレスやハイレゾを含む全楽曲にRoonからアクセス可能。RoonのメタデータをQobuz楽曲にも利用でき、RoonとQobuzのコレクションをシームレスに同期。Roonのライブラリにあるロッシー(非可逆圧縮)楽曲を、Qobuzのロスレス(可逆)楽曲に置き換えられる。
Qobuz楽曲はクラウド経由でRoonの豊富なメタデータと照合され、アルバムやアーティスト、トラックだけでなく、作曲家、作曲家、演奏者などから曲を探すことも可能。
手持ちの楽曲は自動でRoonのメタデータにマッチングされるため、アルバムは自動的にQobuz上の対応するバージョンにリンクされ、アルバムの[バージョン]タブに表示。数クリックの操作で、ローカルにある曲のハイレゾ版をQobuzから入手できる。
Radio Radioは好みが似たユーザーの意見もおすすめに反映
ユーザーの好みに合わせた楽曲を再生するRoon Radioを刷新。パーソナライズ機能を見直し、新たな機械学習技術を採用。ユーザー自身の好みだけでなく、似た好みを持つ他のRoonユーザーの情報にも基づいて楽曲をレコメンドする。Roon Radioを利用し続けることで好みを学習して再生楽曲に反映する。
メタデータや、再生履歴、人気度、コンテンツの重要性などを考慮しておすすめの楽曲を再生。ローカルにある曲のほか、QobuzやTIDAL(いずれも日本未サービス)などの楽曲もミックスして聴ける。
なお、インターネット接続していないか、ストリーミングサービスがアクティブでない場合は、従来通りローカルのライブラリ内で動作する「Offline Radio」となる。また、コンテンツがクラウドサービスのデータと適合しない場合もオフラインになる。曲をスキップするか、thumbs downボタンを押すと、フィードバックを送ることができ、好みでない曲を学習する。また、Explicit楽曲を自動でスキップすることも可能。
そのほか、Roon 1.6では「Now Playing」機能も再設計。ノートパソコンやタブレットで、再生中の曲名をタップすると、クレジット、アーティストの経歴、アルバムのレビュー、アーティストの写真、リアルタイムの歌詞を簡単に閲覧できる。また、Now Playing画面のカスタマイズも可能になるなど、ユーザーインターフェイスを改善している。
検索機能も強化。Roon Radioと同じ機械学習技術を採用し、自分のライブラリーや、Roonが対応するストリーミングからでも、関連性の高い結果が常に見つかるという。検索結果画面も改善され、結果の絞り込みなども行なえる。
DSP機能も見直され、デザイン変更や、操作性の改善などを行なったほか、モバイルアプリからDSP設定の調整も可能になった。その他にも多くの機能追加や問題修正を行なっている。