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Roonが開発した専用サーバー「Nucleus」。高速Roon OS搭載、USB DAC接続

太陽インターナショナルは、Roonが開発した、Roon専用サーバー「Nucleus(ニュークリアス)の国内正規輸入元として取り扱いを開始。11月1日より発売する。価格は、CPUがIntel Core i3でメモリ4GBの「Nucleus」が248,000円、Intel Core i7搭載でメモリ8GBの「Nucleus+」が398,000円。国内総販売元はオリオスペック。

Nucleus

音楽管理/再生ソフトのRoonに最適化した「Roon OS」を搭載したサーバー。「他のどのOSより軽量かつ高速であり、動作速度と安定性の面で非常に優れている」という。使いやすさを最優先とした専用機にすることで、運用開始後の煩わしさがなく、快適に音楽を聴けることを目指して開発された。Roon OS起動後の操作は、iPad、iPhone、macOS、Android、Windows用のRoon Remoteアプリのみで行なえる。

Roon RemoteアプリのNucleus設定画面例

ストレージは内蔵せず、別売の2.5型シリアルATA SSDまたはHDD(9.5mm厚まで)を搭載可能。外付けのHDDやNAS、ストリーミングサービスなどの音楽を一元管理でき、手持ちの対応オーディオ機器で再生できる。USB DAC接続や、AirPlay、Sonosなどにも対応する。

Nucleus

Nucleus/Nucleus+は両機種とも64GBのブートディスクを搭載。ライブラリ容量は、Nucleus+が35万トラック/1万アルバム以上、Nucleusが10万トラック/1万アルバムまで。Nucleus+は、全てのDSP機能を利用できるのに対し、Nucleusは、PCMのみDSPを利用可能で、DSD再生時や、アップサンプリング/マルチプロセス時はDSPを使用できないという違いがある。マルチルームのストリーミングは、両機種とも同時最大6ゾーン。

インターフェイスはUSB 3.0×2ポートで、HDDまたはDACを接続可能。LAN端子や、マルチチャンネル出力に使えるHDMIを備える。Thunderboltも備えるが現在は使用できず、将来のファームウェアアップデートで使える可能性があるという。アルミダイキャストの一体型シャーシで、ファンや可動部分がない静音デザインを採用している。外形寸法は212×156×74mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.5kg。

背面