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ドコモ、8K60pの3D/VRでスポーツを5G配信可能に。ヤマハ技術で音も360度

NTTドコモは、5G通信を活用して、360度の3Dで8K/60fps VR映像をライブ映像配信&視聴できるシステムを開発した。スポーツや音楽のライブイベントをリアルタイムに360度8Kで撮影、配信可能となり、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)で3DでVRライブ視聴できる。

360度8K3D60fpsVRライブ映像配信・視聴システムの概要

ドコモが2018年6月に開発した360度8KVRライブ映像配信/視聴システムの臨場感を高めるため、今回のシステムを開発。

スポーツなど動きの激しい映像コンテンツもスムーズに視聴できるようにフレームレート60fps対応の8Kエンコーダを開発。ライブストリーミング専用3Dカメラとスティッチング装置も開発し、3Dで立体感のある映像視聴を可能にした。

さらに、ヤマハの立体音響技術「ViReal(バイリアル)」を音響システムに導入。前後/上下/左右方向から聴こえる音をヘッドフォンで体感できるようになった。スポーツや音楽イベントで活用すると「まるでその場にいるかのような、臨場感を味わえる没入性の高いVRライブ体験を楽しめる」という。

北海道テレビ放送(HTB)や日本電気(NEC)と協力し、今回のシステムを用いて「第70回 さっぽろ雪まつり 8丁目 雪のHTB広場」の会場を撮影して5Gで配信。8丁目 雪のHTB広場ブース内や、東京ソラマチで開催しているドコモのイベント「PLAY5G 明日をあそべ」会場への配信に成功した。2月9日と10日にも同様に映像配信を行なう。北海道の雪の芸術祭を、東京ソラマチにいながら360度映像で体感できるという。