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パイオニアなど3社共同開発の音響補正ソフト。富士通「FMV」が採用

パイオニアは、CRI・Diracらと共同で開発した音響補正ソリューションが2月14日発売の富士通製デスクトップパソコンFMV「ESPRIMO FH77/D1」と「FH70/D1」に搭載されたと発表した。筐体スピーカーのこもりがちな音をリアルタイムに補正することで、クリアなサウンドが再生できるとしている。

富士通製デスクトップパソコンFMV「ESPRIMO FH77/D1」

3社が共同で開発した音場補正アプリケーション「Dirac Audio by CRI for Fujitsu」は、スウェーデンDiracの音響補正・音場補正技術「Dirac Audio enhancement」をベースに、筐体上の音質や音場定位などの課題解決ノウハウを持つパイオニアによる音響チューニングと、ゲームやアミューズメント機器で実績を持つCRIのサウンドミドルウェア「CRIWARE」を組み合わせたもの。同技術を搭載した富士通では「音質の向上と音の広がりを実現した」としている。

パイオニアは、'12年より富士通パソコン「FMV」向けにスピーカーユニットを供給。3社共同開発の音響補正アプリケーションを提供することで、FMVの音響環境をハードウェア、ソフトウェアの両面でサポートしていくという。