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SPEC、ウッドパネル外装/最大300W出力の最上位D級モノラルパワーアンプ
2019年2月15日 12:51
SPECは、D級PWM方式の増幅回路を採用した最上位モノラルパワーアンプ「RPA-MG1」を発売した。価格は300万円。
アンプ部と電源部をセパレート構造とし、最大300W(4Ω)の出力を備えるモノラルパワーアンプ。「音楽性あふれた究極のアナログサウンド。D級アナログアンプの世界最高峰を目指した」としている。
アンプ・電源共に、筐体と一体になった「スプルース材」のウッドパネルを採用。バイオリンの響板にも用いられる素材を使うことで、音楽信号とともに振動し、美しい音色と豊かで自然な響きを再現するという。インシュレーターにはカエデ材を使用。先端にヒッコリー材を埋め込んだハイブリッド構造とした。
電源部と本体部を別筐体にしたモノーラルパワーアンプには、800VAの大型Rコアトランスを採用。パワフルで高純度なエネルギーでスピーカーを駆動。また熱をほとんど発生しないD級PWM方式の採用でシンプルかつ小さなFET回路を実現、ハイスピードでクリアな音色に仕上げているという。
パワーアンプには、アナログ電子アッテネーターとアナログPWM方式のD級パワー段を組み合わせたシステムを搭載。配線長を最短とすることで、“音色表現の主役”となる微小信号を失うことなく伝達・増幅する。
音色は「Neutral」と「Rich」が選択可能。NeutralはMG1の基本の音で生の音に近い音色で、Richは心地よく洗練された音色が楽しめる。2種類の音色は周波数特性の変更ではなく、個々の部品が持つ共振特性を切り替えることで実現している。
アンプ部の最大出力は300W×2(4Ω)で、周波数特性は10Hz~30kHz。ライン入力は、XLRとRCAをそれぞれ1系統用意。スピーカー端子は2系統。
外形寸法/重量は、アンプ部が450×455×170mm(幅×奥行き×高さ)/20kg、電源部が450×430×170mm(同)/27kg。