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SPEC、スプルース材採用で電源別筐体のステレオパワーアンプ「RPA-MG5ST」
2020年7月15日 16:30
SPECは、モノラルパワーアンプ「RPA-MG1」を継承したステレオパワーアンプ「RPA-MG5ST」を9月中旬より発売する。価格は350万円で受注生産。
バイオリンの響板に使われるスプルース材のウッドパネルを採用し、音声信号とともに振動することで自然な響きを再現するという。インシュレーターにはカエデ材を使用。その先端にはヒッコリー材を埋め込んだハイブリッド構造になっている。
電源部と本体部が別筐体になっており、800VAの大型Rコアトランスを採用。スピーカーを強力に駆動するという。「空気をグリップする『音圧』こそが、楽器の発音エネルギーそのもの」としている。
熱がほとんど発生しないD級PWM方式のため、配線長が最短となり、微小信号を失うことなく伝達・増幅し、スピーカーを駆動。シンプルで小さい回路で音楽を直接的に増幅でき、クリアな音色を実現するという。
好みに合わせ、「Neutral:MG5STの基本の音で生の音に近い音色」、「Rich:心地よく洗練された音色」の2つが切り替え可能。トーンコントロール方式ではなく、個々の部品が持つ共振特性を切り替える事で、音色を変化させている。
最大出力は300W×2(4Ω)、150W×2(8Ω)。周波数特性は10Hz~30kHz(±1dB)。入力端子はXLR×1、RCAアンバランス×1。
外形寸法と重量は、電源部が450×440×180mm(幅×奥行き×高さ)で27g、アンプ部が450×455×180mm(同)で18kg。