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音茶楽イヤフォン「Flat4-楓III」の4.4mmバランス版が限定発売
2019年3月22日 12:25
音茶楽は、4.4mm 5極プラグのバランスケーブルを採用したイヤフォン「Flat4-楓IIIBalance」、「Flat4-緋楓IIIBalance」を発売する。音茶楽 Sound Customizeでの販売予定価格は各11万円。数量限定の受注生産で、4月下旬より出荷予定となる。
音茶楽 Sound Customizeと、フジヤエービック、e☆イヤホン、山野楽器銀座本店、ヨドバシカメラの一部店舗、オークヴィレッジで販売する予定。
4月初旬に発売予定の「Flat4-楓III(KAEDEIII)」と「Flat4-緋楓III(AKAKAEDEIII)」(既報)は、グランド分離の4芯構造ケーブル(Y型1.2m)にステレオミニプラグを備えている。今回新たに日本ディックス製の金メッキ4.4mm 5極プラグを採用したバランス接続対応モデルを追加、数量限定で受注販売する。
Flat4-楓IIIシリーズのラインナップは以下の通り。4機種あわせて200台強の限定販売を予定している。
- Flat4-楓III:10万円/4月5日発売予定
- Flat4-緋楓III:10万円/4月5日発売予定
- Flat4-楓IIIBalance:11万円(受注生産)/4月下旬出荷予定
- Flat4-緋楓IIIBalance:11万円(受注生産)/4月下旬出荷予定
※いずれも音茶楽 Sound Customizeでの販売予定価格
Flat4-楓IIIとFlat4-緋楓IIIは、位相補正チューブの長さと漆塗装以外の仕様は共通。オークヴィレッジと音茶楽のコラボモデルの最新作で、10mm径のダイナミック型ドライバーを搭載し、「自然な音の拡がりと繊細な音の再現の両立を目指した」とする。
ドライバーにはCNF(セルロースナノファイバー)複合振動板を採用。CNFはすべての植物の基本骨格物質で、鋼鉄の1/5の軽さながら、5倍以上の強度を持つのが特徴。不要な共振も少なく、振動板素材として最適だという。
今回のイヤフォンでは、振動板の必要な部分をCNFで強化する事で、伸びがあり、拡がりのある高音域と、力強い低音域を両立したとする。
楓材を使ったセンターキャビネットに拭き漆仕上げを施し、内部に溝を設ける事で定在波を軽減して拡がりのある音を追及。位相補正チューブには漆塗りを施した(Flat4-楓IIIは黒漆、緋楓IIIは朱漆)。
音響回路には、位相補正チューブを使った「ツインイコライズドエレメント方式」を採用して6kHz付近の共振を抑えるとする。ユーザーの耳にあわせた設計として、外耳道長が標準の人用の楓IIIと、長めの人用の緋楓IIIをラインナップする。
出力音圧レベルは104dB。再生周波数帯域は3.5~45kHz。最大入力は400mW。インピーダンスは18Ω。重量は約21g。イヤーピースはシリコンのFinal Eタイプと、コンプライのT-200を同梱する。