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オンキヨー、バーチャル5.2.2ch再生が可能で10万円を切る7.2ch AVアンプ

オンキヨー&パイオニアは、オンキヨーブランドのAVアンプ新製品として、シアターサウンド再生の基準「THX Certified Select」に準拠し、5.2.2ch環境でのDolby Atmos/DTS:X再生が可能な7.2chアンプ「TX-NR696(B)」を4月下旬に発売する。価格は92,000円。

7.2chアンプ「TX-NR696(B)」

定格出力は100W×7ch(8Ω)、最大出力は190W×7ch(6Ω)。THXラボによる2,000項目(14,000箇所)に及ぶテストに合格しており、THX Certified Selectに準拠。「映画館に匹敵する迫力の臨場感を体験できる」という。

Dolby AtmosやDTS:Xのオブジェクトオーディオをデコード可能。Dolby SurroundやDTS Neural:Xのアップミックス処理により、AtmosやDTS:Xに対応していないソフトも臨場感溢れる立体音響で再生できるという。

Dolby Atmos Height VirtualizerとDTS Virtual:Xもサポート。Dolby Atmos Height Virtualizerはハイトスピーカーやサラウンドスピーカーの無い環境でも仮想的に音像を創り出し、Atmosの没入感のあるサウンドを再現するというもの。

DTS Virtual:Xは、サラウンドスピーカーやハイトスピーカーの音場を仮想的に作り出すサラウンド技術。リアスピーカーやハイトスピーカーを設置していない環境であっても、 高さ方向のサウンドを創り出し、「より包み込まれるようなサウンドとなり、没入感のあるリスニングが体感できる」とする。

「Dynamic Audio Amplification」コンセプトに基づき、ドライブ能力や再現性を高めたとする。アナログ電源部には、厳選されたカスタムメイドの電源トランスとコンデンサーを採用。安定した大電流供給で、瞬間的な信号変動に追従したスピーカー駆動を実現。4Ω~16Ωのスピーカーに適応し、さらに電源ラインのインピーダンスを下げることで、 今まで以上に力強いスピーカードライブが可能になったという。

位相ズレを防ぐ「ノンフェーズシフト」設計による明確な音像の再現や、パルスノイズを除去するデジタルノイズ除去回路「VLSC」の搭載により、細やかな情報を豊かに表現する。

音場補正機能「AccuEQ Room Calibration」も搭載。付属の測定マイクを使用し、スピーカーの数や視聴位置からの距離、音量、クロスオーバー周波数などを測定。部屋や、使っているスピーカーに合わせて、リスニング環境を自動で最適化できる。さらに、ドルビーイネーブルドスピーカーにも対応する「AccuReflex」も搭載する。

ネットワーク再生機能も備え、192kHz/24bitまでのFLAC/WAV/AIFF/Apple Losslessファイルや、DSD 11.2MHzファイルなどに対応。新たにAirPlay 2に対応し、iPod touch、iPhone、iPadやiTunes内の音楽やPodcastの再生、複数のAirPlay 2対応機器による同期したマルチルーム再生もサポート。Chromecast built-inにも対応。コントロールアプリとして、「Onkyo Controller」を用意する。

無線LANとBluetoothを搭載し、スマートフォンなどとワイヤレス接続も可能。BluetoothのコーデックはSBCとAACに対応。

HDMIは入力7系統、出力2系統。4Kスルー出力が可能で、HDR信号はHDR10とDolby Vision、HLGのパススルーに対応。広色域のBT.2020パススルーにも対応する。HDMI以外の入力端子は、光デジタル音声×1、同軸デジタル音声×1、アナログ音声×6。出力端子はアナログ×1(ZONE 2/ZONE B)、ヘッドフォン、サブウーファ×2。外形寸法と重量は、435×379.5×173.5mm(幅×奥行き×高さ)、10kg。

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