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オンキヨー&パイオニアの一部AV機器が「AKM製DAC」代替へ。火災で調達目処立たず

AKM製DAC

オンキヨーホームエンターテイメントは17日、2020年10月に発生した旭化成エレクトロニクス(AKM)の半導体製造工場の火災で、自社のオーディオ製品にて採用するDACの調達が困難になった件に関して、該当DACを採用する主要製品の生産継続の見通しが立ったと発表した。代替DACを新たに採用し、2021年3月より生産開始する。

オンキヨーでは、AKM製DACを採用するAVアンプなどの機器について、調達の問題発生時から代替DACの検討と設計変更、生産計画の見直しを行なうことで、生産継続を検討していた。その結果、各製品の代替DACによる生産継続の見通しが立ち、2021年3月より生産開始が見込める状態となったという。

マレーシアの自社工場オンキヨー・アジア・エレクトロニクス、および関係会社のS&Oエレクトロニクスで、設計変更を行なった機種の全世界に向けた生産を開始する予定。

日本国内向けで設計変更となる機種は、下記の4モデル。

【オンキヨーブランド】
・TX-SR393(5.2ch AVアンプ)
・TX-NR696(7.2ch AVアンプ)
・HT-S3910(5.1chホームシアターパッケージ)

【パイオニアブランド】
・VSX-834(7.2ch AVアンプ)

オンキヨーAVアンプ「TX-NR696」
オンキヨーHTシステム「HT-S3910」
パイオニアAVアンプ「VSX-834」