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BenQ、約34万円の4K/HDRプロジェクタ「HT5550」。DCI-P3 100%の色再現

ベンキュージャパンは、4K/HDR対応のホームシアター用DLPプロジェクター「CinePrime HT5550」を5月30日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は34万円前後(税込)。

CinePrime HT5550

0.47型シングルDMDチップを搭載するDLPプロジェクターで、時分割により4K映像表示を実現するTIのXPR高速技術を搭載。新世代のチップを搭載し、画素のぼやけを軽減、細部まで行き届いた鮮明な画像を実現するという。レンズなどの光学系も最新のものに変更したという。

色再現を高めるBenQ Cinematic Colorテクノロジーを採用し、シネマ規格DCI-P3のカラースペースを100%カバー。映画などの制作者が想定した色を実現可能としている。

「HDR-PRO」テクノロジーを搭載し、HDR10に加え新たにHLGもサポート。4K放送やストリーミングなどのHDR対応コンテンツも、臨場感ある映像で楽しめるとしている。明るさは1,800ルーメンで、コントラスト比は10万:1。光源は405W出力ランプ。

レンズは1.6倍光学ズーム対応で、レンズシフトにも対応。11枚ガラスレンズ構成と、BenQ 4K光学システムにより色収差を最小限に抑えるという。投写距離は、60型が約1.8~2.9m、80型が約2.4~3.86m、100型が約3~4.8m、120型が約3.6~5.8m。

パターン化したレンズリングにより迷光を防ぎ、後方に傾けると光学エンジンの光漏れを防げる。また、防塵レンズフードにより、落下する埃が集まるのを防ぐ。さらに、垂直ルーバーの吸気口が、冷却システムからの埃を排除するという。

HDMI入力は2系統で、HDCP 2.2対応。出力は光デジタル音声とアナログ音声(ステレオミニ)。デバイス給電用のUSB端子や、制御用のUSB、12Vトリガーなどを備える。消費電力は最大405W。騒音は26/32dB(エコノミー/標準)。外形寸法は492×349×168mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約6.5kg。リモコンが付属する。3Dメガネは別売。

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