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21:9画面+トリプルカメラの「Xperia 1」ソフトバンクが6月中旬以降発売

ソフトバンクは、21:9画面6.5型4K有機ELと瞳AFトリプルレンズカメラを世界で初めて搭載したAndroidスマートフォン「Xperia 1(ワン)」を、6月中旬以降に発売する。ソニーモバイルコミュニケーションズ製で、カラーはブラック、ホワイト、パープルの3色。

Xperia 1(ソフトバンク)

シネスコサイズ(アスペクト比21:9)の画面を採用し、HDR表示に対応する4K(3,840×1,644ドット)有機ELディスプレイを搭載。幅72mmという手に馴染むサイズで約6.5型の大画面を実現した。ノッチ(切り欠き)のないデザインで、カバーガラスはCorning Gorilla Glass 6。

(左から)ブラック、ホワイト、パープル

HDR対応に加え、BRAVIAで培った高画質化技術「X1 for mobile」によりSDR映像コンテンツをHDR相当で表示可能な「HDRリマスター」を採用。新たな色設定「クリエイターモード」も備え、映像制作の基準機として使われているソニーのマスターモニター技術を活かし、深い黒と自然な色調を表現。

ITU-R BT.2020の色域や10bit信号に対応した独自開発の画像処理と、DCI-P3に近い広色域性能をもつXperia 1の4Kディスプレイの組み合わせで、映像制作者の意図を忠実に再現するという。

Xperia 1を手に持ったところ(写真はグローバル版)

有効約1,220万画素のイメージセンサーを採用した3つのカメラを搭載。35mm換算の焦点距離26mm(F1.6)/52mm(F2.4)/16mm(F2.4)のレンズを切り替えて使えるトリプルレンズカメラを搭載。光学2倍ズームや背景ぼけ撮影、超広角撮影ができる。

デュアルフォトダイオード搭載のイメージセンサーで暗所でも高精度なフォーカスを実現。また、新開発の画像処理エンジン「BIONZ X for mobile」で画像圧縮前にノイズ低減処理することにより、暗所撮影における画質が向上した。

瞳を検出してオートフォーカスする「瞳AF」に、スマホのカメラとして世界で初めて対応。検出精度・速度を大幅に向上させた新規開発の独自の顔検出エンジンを用いて、人物の瞳を安定して検出、さらにαシリーズの瞳追尾技術などを利用することでリアルタイムに追従するという。AFの速度は最速0.03秒。

AF追従に加え、AE(自動露出)にも追従する10コマ/秒の高速連写を実現。動く被写体でもフォーカスや明るさが合った連写撮影ができる。

瞳AFにスマホのカメラとして世界で初めて対応(写真はグローバル版)

21:9アスペクト比、4K/HDR/24fpsで「映画のような質の高い撮影が体験できる」という新機能「Cinema Pro」を搭載。ソニーのCineAltaカメラ「VENICE」の開発部門が監修しており、映画のようにストーリー製のある映像表現が「Look(ルック)」のプリセット設定を選ぶだけで可能になるとしている。

Cinema Pro機能のユーザーインターフェイス

サウンド面では、立体音響技術「Dolby Atmos」に対応。また、チップセットにQualcommの最新SoC「Snapdragon 855」を採用したことで、対応する左右分離イヤフォンとの接続安定性を高める「TrueWireless Stereo Plus」(TWS Plus)をサポートする。

21:9画面を活かした機能として、Androidのマルチウィンドウ機能を使いやすくする「21:9 Multi-window」アプリを用意。スマホゲームの体験を向上する「ゲームエンハンサー」では、ゲーム画面の録画・シェアが行なえ、通知をオフにしたり、プレイしながらの攻略方法の検索などもできる。

ストレージは64GB。バッテリ容量は3,200mAh。ワイヤレス充電のQiには対応しない。本体はIPX5/8相当の防水性能と、IP6X相当の防塵性能を備える。フルセグ/ワンセグチューナーを搭載。おサイフケータイにも対応する。外形寸法は167×72×8.2mm(縦×横×厚み)。重量は178g。