光城精工、真鍮の響きを活かしたイヤフォン「Keyagu」。69,000円

光城精工は、真鍮製イヤフォン「KJB-01 Keyagu(けやぐ)」を、6月28日に発売する。価格は69,000円。

「KJB-01　Keyagu」

筐体に真鍮を採用しているのが特徴。「特有の響きを残しつつ誇張しすぎる金属臭さを払拭するために幾度となく試作を繰り返し、切削厚を随所でコントロール」したとのこと。その結果、肉厚で重量感がありつつも、装着感は重さを感じさせることなくフィットするようになったという。表面は、真鍮の煌びやかさを損なわないクリアコートを施した。

さらに、「KO」と「JO」(KOJO)と刻印されたロゴは、左右の識別(KO:左、JO:右)も兼ねている。

ドライバーはダイナミック型で9.65mm。高域性能を上げるため、振動板に高い剛性と内部損失を両立した「スーパーエンジニアプラスチック(スーパーエンプラ)」を採用。シングルドライバー構成だが、「広帯域なf特でハイレゾ定義である40KHz以上の再生も難なくクリアーしている」という。

音質傾向は、「クッキリと柔らかさを兼ね備えた超高次元バランス指向」とする。MMCX端子を採用し、リケーブルも可能で、「リケーブルによっては、アタック感スピード感が増し、音数が増え、抑揚、メリハリの効いた再生音で、これから“音楽を聴くぞ”といった戦闘モードに切り替わる」という。インピーダンスは16Ω(@1KHz/1mW)、周波数特性は10Hz～40kHz。出力音圧レベルは98dB(@1KHz/1mW)。重量は約13g(ケーブル含まず)。

MMCXコネクタには、「信頼性が高い業界大手メーカーのものと同様のもの」を採用。付属のケーブルは、PC-Triple C導体を採用。中心線に導通性能の高い単線、高周波が流れる外周部には極細線を配し、ケーブルの信号伝送における表皮効果まで考慮した導体構造とした。シースはフッ素系樹脂、導体とシースの介在糸には絹糸を採用し、ノイズや静電気に強く、高い安定性と速い伝送速度を実現させつつ、柔らかくしなやかなケーブルになったという。入力はステレオミニ。端子は金メッキ仕上げで、分岐金具部には「友達」を意味する「Keyagu:けやぐ」のロゴを刻印配置した。

イヤーピースはCrystalline Audio製の「Crystal tips」を採用。形状記憶素材をベースに、耐熱耐汗プロテクトフィルムのコーティングを施し、高い耐久性とフィット感を両立させている。