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オーテク、MCカートリッジの新スタンダード「AT-OC9X」。ヘッドシェルも

オーディオテクニカは、5月9日からドイツ・ミュンヘンで開催される「High End Munich 2019」において、MC型カートリッジの新たなスタンダードと位置づける「AT-OC9Xシリーズ」5機種とヘッドシェル3機種の計8機種を発表する。いずれも日本での発売は未定。

MC型カートリッジ「AT-OC9Xシリーズ」の利用イメージ

1987年の発売以来、多数のモデルを発表してきたMC型カートリッジ「AT-OC9」を、「AT-OC9Xシリーズ」として刷新。高セパレーションとワイドレスポンスを実現するデュアルムービングコイル方式を採用した5機種を用意する。

「AT-OC9XEB」は接合楕円針、「AT-OC9XEN」は無垢楕円針を採用し、カンチレバーはどちらもアルミ製。「AT-OC9XML」はマイクロリニア針、「AT-OC9XSH」はシバタ針、「AT-OC9XSL」は特殊ラインコンタクト針を備え、カンチレバーはいずれもボロン製。

高級ターンテーブルの主流となっているヘッドシェル一体型のトーンアームに対し、カートリッジ側にあらかじめネジを切っておくことで、取り付けを容易に行なえるようにした。また、不要共振を抑制するアルミニウムハウジング、コイルにはPCOCCをそれぞれ採用し、「雑味のないピュアなサウンド伝送を実現する」としている。

「AT-OC9Xシリーズ」のラインナップ

また、ネジ切り穴タイプのカートリッジに対応したヘッドシェルとして、「AT-LH13H」、「AT-LH15H」、「AT-LH18H」を発表。ターンテーブルのカートリッジやトーンアームの仕様に合わせて選べるよう、重量の異なる3機種を用意した。

アルミニウム製ヘッドシェルに硬質アルマイト処理を施し、不要共振を抑制。OFCリードワイヤーを採用し高音質伝送を実現。緻密なオーバーハングとアジマス調整を叶える可動式シリンダーを採用している。

AT-LH18H