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Marantz Pro、96/24対応レコーダ「PMD661MKIII」。暗号化で録音保護

inMusic Japanは、最大96kHz/24bitのリニアPCM録音に対応したMarantz Professionalブランドのポータブルオーディオレコーダ「PMD661MKIII」を17日に発売した。価格はオープンプライスで、 店頭予想価格は6万円前後。

PMD661MKIII

ステレオコンデンサーマイクを内蔵し、最高96kHz/24bitのリニアPCM(WAV)録音や、最高320kbpsのMP3録音が行なえるオーディオレコーダ。音楽制作や放送・ニュース取材のほか、法執行機関の記録や行政調査など、情報の安全が厳しく要求される分野向けに、パスワード保護とファイル暗号化機能を標準装備。録音データの安全を不正アクセスから守るという。

ファイル暗号化機能により、MP3ファイルは.MPSファイル、WAVファイルは.WASファイルへと暗号化され、4桁のパスワードで保護。パスワードを持つユーザーのみがファイルにアクセスでき、本体やPC用の専用ソフトウェア「DMP Mark Editor」から入力して開き、再生できる。

正面

記録メディアはSD/SDHCカード。SD Card Check機能により、挿入したSDカードの互換性の確認が簡単にできるという。そのほか、ミステイクの録り直しを任意の時点から簡単に行なえるリテイク録音機能などが利用できる。

入力はXLRマイク/ライン入力(48Vファンタム電源対応)×2と3.5mmミニを装備する。周波数特性は20Hz~24kHz(+1dB)、ダイナミックレンジは85dB。SN比はマイク入力が65dB、ライン入力が85dB。出力はRCAアナログとヘッドフォン出力。内蔵スピーカーも備える。

下面

AC電源単3形電池4本で駆動し、約7時間動作可能。付属のACアダプタも利用できる。録音時間などを表示できる有機ELディスプレイや、データ転送用のUSB2.0端子を備える。外形寸法は170×105×40mm(縦×横×厚さ)、重量は353g。無指向性バウンダリーマイクロフォンと専用キャリングケースが付属する。

付属の無指向性バウンダリーマイクロフォンと専用キャリングケースを使用しているところ