ニュース
クリプトン、ステンレスと鉄を組み合わせたオーディオ用電源ボックス。薄型ボードも
2019年5月23日 07:30
クリプトンは、オーディオアクセサリの新製品として、ピュア電源ボックス「PB-333」を55,000円で6月下旬に、薄型オーディオボード「AB-555」を24,000円で6月中旬に、ステンレスインシュレーター「IS-333」(4個入り)を18,000円で、「IS-111/4」(4個入り)を12,000円で7月下旬に発売する。なお、「IS-111」には6個入りの「IS-111/6」も17,000円で用意する。
普及ランクのフラッグシップとなる電源ボックス
普及価格帯の製品だが、198,000円の最上位モデル「PB-HR2000」の技術を取り入れ、音質を追求しているのが特徴。上級機でも採用しているステンレスを筐体に採用しているが、あえて筐体の全てをステンレスにせず、試聴を繰り返した末に、シャーシを鉄に、カバーにステンレスを組み合わせている。
コンセントは6個備え、電源供給元から順にパワーアンプなどのハイパワー用2個、プリアンプやDVD/CDプレーヤーなどを接続するためのローパワー用4個を配置。
電源の入力端子に近いところからハイパワー、その次にローパワーという構成になっており、この流れは、PB-HR2000で採用したもの。この評価が高かったため、普及価格帯の「PB-333」でも採用したという。
電源環境で発生する振動やノイズを大幅に軽減すると共に、ハイパワー用とローパワー用は、内部でフィルターを使い、電気的に遮断。相互干渉も抑えている。
電源ケーブルは高容量OFC銅線仕様を標準装備。このケーブルは単品売りもされている「PC-5」となる。重量は2.3kg、外形寸法は300×126×80mm(幅×奥行き×高さ)。
薄型で鉄球入り仕様のオーディオボード
内部に鉄球を入れ、ボードでサンドするクリプトンお馴染みの方式だが、既存モデルは3層の間に鉄球を入れているところ、「AB-555」では2層とし、2層目のボードをくり抜いて鉄球を入れ、上から蓋をした構造を採用。これにより、薄さ21mmを実現している。
鉄球により、比重が非常に大きく、機器の電磁ノイズを防止。質量も重く鉄球の振動により、外部振動の吸収も実現する。重量は5.2kg。外形寸法は450×400×21mm。