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Googleのストリーミングゲーム「Stadia」11月開始。2020年には無料プランも
2019年6月7日 12:26
Googleは7日、ストリーミング経由でハイクオリティなゲームができる新プラットフォーム「Stadia」の詳細を発表。スマホ、タブレット、PC、Chromecastを接続したテレビなど、様々なデバイスで同じゲームを楽しめるのが特徴。米国、ベルギー、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、アイルランド、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、イギリスの14カ国で、2019年11月にサービスをスタート。2020年には他の国にも展開するという。
サービス開始時はサブスクリプションプランのみとなっており、月額利用料金は9.99ドル。このプランは「Stadia Pro」と名付けられている。これとは別に、来年んには無料プランの「Stadia Base」も提供する。さらに、Stadiaに必要なものが全てセットになっているという「Stadia Founder's Edition」の予約販売もGoogle Storeで開始している。価格は129.99ドルで、「300ドル近くの価値を129.99ドルに詰め込んだ」という。
月額9.99ドルのStadia Proでは、映像は最高4K/60p、音声は5.1chサラウンドが利用可能。さらにゲーム購入時に特別割引が利用できるほか、追加料金不要でゲームソフト「Destiny 2: The Collection」がプレイできる。
来年スタートの無料版では、1080/60p、ステレオ音声までとなり、Destiny 2プレイ券も付属しない。
Founder's Editionの中身は、テレビに接続する端末のChromecast Ultraと、ナイトブルーカラーのStadiaコントローラー、3カ月のStadia利用券、「Destiny 2」のプレイ権など。また、Destiny 2の追加拡張コンテンツも利用可能。ユーザーが、Founder's Edition購入者である事を示すバッジなども用意する。
ゲームソフトのラインナップとしては、「DRAGON BALL XENOVERSE 2」、「DOOM Eternal」、Wolfenstein: Youngblood」、「Destiny 2」、「GRID」、「Baldur's Gate 3」、「Metro Exodus」、「Thumper」、「FINAL FANTASY XV」、「Rage 2」、「Tomb Raider Trilogy」、「The Division 2」、「Assassin's Creed Odyssey」、「Ghost Recon Breakpoint」などをアナウンスしている。
クラウド上でゲームの処理を行ない、その映像をスマホやタブレット、PCなどで表示しながらゲームをする仕組みになっているため、「レスポンスの高速化を重視して設計した」(Google)という。
インターネットの回線スピードの目安としては、35Mbpsの場合、4K/60p HDR、5.1ch音声でのプレイができ、10Mbpsの場合でも720/60p、ステレオで快適にゲームができるという。
コントローラーにはカメラボタンを備え、スクリーンショットなどを撮影して共有可能。Stadiaコントローラーだけでなく、サービスに対応した他のコントローラーも利用可能。キーボードとマウスでもプレイできるという。
スタート時にStadiaをサポートモバイル機器は、GoogleのスマートフォンであるPixel 3、および3a(3a、3a XL、3、3XL)を予定。その後、より多くのデバイスが利用可能になるという。