ニュース

米Google、Stadia専用ゲーム開発中止。外部スタジオ支援を強化

米Googleは現地時間の1日、クラウドゲーミングサービス「Stadia」(日本未展開)向けにゲーム開発を行なう自社スタジオStadia Games & Entertainment(SG&E)を閉鎖すると発表した。今後は外部のデベロッパーやパブリッシャーへの支援にリソースを回すとしている。

同社は、今後もStadiaを通じてクラウドゲーミング分野に注力していく姿勢を強調しており、今後もサードパーティ製ゲームソフトがStadia向けに供給されるとしている。

「どんなスクリーンでもゲームを遊べるようにすることこそ、この分野の未来であり、Stadiaで最高のクラウドゲーミング体験を提供できるよう、投資を続けていく」

「2021年、我々はゲームデベロッパーやパブリッシャーがStadiaプラットフォームのテクノロジーを活用し、プレイヤーにゲームを届けられるよう、取り組みを拡大していく。これはStadiaを長期的かつ持続可能なビジネスへと成長させるために最適な道だと確信している」

閉鎖された社内スタジオの責任者を務めていたJade Raymond氏は退社。残ったスタッフたちは今後数カ月をかけて配置転換される。

Stadiaは2019年11月にアメリカなどでスタートしたクラウドゲーミングサービス。専用アプリや専用コントローラー「Stadia Controller」などを用意すれば、インターネット経由でサイバーパンク2077などの最新ゲームを手軽にプレイすることができる。