ニュース

新Mac Proで2,000トラックを処理できる音楽制作ソフト「Logic Pro X 10.4.5」

アップルは14日、音楽制作ソフト「Logic Pro X」の新バージョン10.4.5を発表。性能アップデートに加え、新Mac Proのパワーを活用するための最適化も実施。最大56の処理スレッドをサポートし、「信じられないほど高い処理能力が求められるような音楽プロジェクトでも、プロの音楽プロデューサーやフィルムコンポーザーは、かつてないほど容易に作業を進められる」という。既存ユーザーは無料でアップデート可能。新規ユーザー用の価格は23,800円で、Mac App Storeで購入できる。

「Logic Pro X」の新バージョン10.4.5

既報の通り、新Mac Proは8K映像の編集にも対応できるパワフルなワークステーションとして開発され、今秋に発売予定。価格は5,999ドルから。

新Mac Proとバージョン10.4.5を組みわせる事で、Logicが同時に実行できるリアルタイムプラグインの本数は、前世代のMac Proと較べて最大5倍まで増加。利用可能なトラックおよびチャンネルの本数はすべてのユーザー環境で増加し、同時に利用できるオーディオトラックは最大1,000本、ソフトウェア音源トラックも最大1,000本と従来の4倍まで拡大される。

オグジリアリ(AUX)チャンネルストリップも最大1,000、外部MIDIトラックも最大1,000に拡大。チャンネルストリップ当たりのセンド(SEND)数も12まで増やせるようになり、大規模なセッションにおけるミキサーとイベントリストの応答性向上も期待できるとする。Flex Timeによる編集とテンポチェンジを多用するプロジェクトも、従来よりも効率的に動作するという。

バージョン10.4.5は先日の「WWDC 2019」壇上で披露されたが、その際には新Mac Proで、オーディオおよびソフトウェア音源トラック合計2,000本を同時に走らせていたという。

最適化以外の追加機能として、ループブラウザでループの種類によるフィルタリングと、複数のループをドラッグ&ドロップで一度にプロジェクトに配置することが可能になった。

さらに、「DeEsser 2」プラグインを再設計、オーディオトラック中の歯擦音を軽減するためのオプションが充実する。

MIDIビートクロックをポートごとに、ビート発生のタイミングにオフセットを掛けたり、プラグインのディレイ補正のような設定を個別に施して送信できる機能も追加されている。