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ROKSAN、ハイエンドレコードプレーヤー「XERXES」。新アームやカートリッジも
2019年6月25日 09:40
ナスペックは、英国オーディオブランド・ROKSAN(ロクサン)の高級レコードプレーヤー「XERXES(ザクシーズ)」シリーズなど、アナログ関連製品を7月10日より発売する。XERXES本体と電源XPS8のセットが75万円、電源RPMとのセットは95万円。
- レコードプレーヤー+電源セット 「XERXES 20 XPS8」 75万円
- レコードプレーヤー+電源セット 「XERXES 20 RPM」 95万円
- トーンアーム 「SARA」 35万円
- カートリッジ 「SHIRAZ(コーラス)」 55万円
- フォノアンプ 「Caspian RPP」 36万円
XERXES 20 XPS8/RPM
ベルトドライブ式レコードプレーヤー「XERXES 20 PLUS」と、別筐体の電源・スピードコントロールを組み合わせたセットモデル。XERXESはグロス・ブラック、グロス・ホワイト、グロス・ローズウッドの3種類のカラーを用意。電源はXPS8、もしくはCaspian RPMの2種類から選択できる。
XERXES 20 PLUSは、独自の8アイソレーションユニットをサスペンションに採用。特徴的な三層プリンス(ボード)構造により、コンパクトなデザインを実現しながら、モーターの振動を一切プラッターに伝えないオリジナル設計としている。
メインベアリングは、確実なワンポイント支持を実現するセルフアライメント・シングルポイント式。強化スチールスピンドル、超硬タングステンカーバイドボールベアリング、2ピース強化リン青銅製ハウジングを採用することで、滑らかな動作を実現。
回転が始まると、ドライブベルトのテンションが強まり、モーター側への張力によって回転軸がセンタリングされる独自のセルフセンタリング機能も搭載する。インナーとアウタープラッターは、2ピースアルミ削り出しの無共振勘合。
外形寸法は450×370×115mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は12kg。ダストカバーが付属する。
XPS8は、50ppmクリスタルオシレーターを採用し、高精度な回転を目指した電源&スピードコントロール。33 1/3回転と45回転の精度向上と温度上昇を抑えた新設計。
電源ボタンと回転切り替えを前面に配置し、使いやすさを向上。低レゾナンスと高シールディングを実現した高剛性メタルケースと、シンプルで小型なデザインを特長とする。
外形寸法は95×168×56mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は830g。
Caspian RPMは、XERXEDの性能を引き出すために開発したDCパワーサプライ。
AC電源をDCに一度変換したのちACに戻す事で「家庭の電源環境に左右されずに安定した電源供給を実現する」という。電源の安定供給を目指し超低ノイズトランスを使用。
最先端の超高性能デジタルスピードコントロールPCBにより、高精度なピッチと安定したスピードを実現。33 1/3回転、45回転、ともに±6.25%まで加減速可能な速度調整機能も搭載する。
外形寸法は432×330×80mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は12kg。XERXES 20 XPS8ユーザーのアップグレードとして、30万円で購入できる。
SARA
XERXESとの組み合わせを想定し開発したトーンアーム。「ROKSANらしいヌケの良さと音の厚み」が特徴という。
滑らかさと優れた追従性、動きの自由度を実現するタングステンカーバイド・ピンとジュエル台座を採用したユニピボットデザインを採用。銀メッキOFC内部配線とROKSANオリジナルHDC外部配線によって、優れたディテールを再現するという。
外観は高品位なアノダイズブラック・フィニッシュ。ウエイト方式のアジマス調整機能を搭載する。推奨カートリッジ重量は5~12g。
SHIRAZ
1987年の発売以来、マイナーチェンジを続けるROKSANの人気MCカートリッジ。「クリアで明瞭な中域、深みがあり俊敏な低域、開放的で広がりのある高域」を特徴とする。
トラッキング性能に優れるというスイス製のGygerIIスタイラスを採用。本体は堅牢なアルミ合金。接着剤を使わず、ジェネレータは3点リジッド固定としている。
針圧は2.2~2.5g(2.4g推奨)で、自重は8.2g。