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キヤノン、4K/60p RGB4:4:4入力可能なレーザー4Kプロジェクタ。400万円

キヤノンは、4K液晶パネルとレーザー光源を搭載した業務用4Kプロジェクター「4K6021Z」を9月上旬より発売する。レンズは別売。プロジェクター本体の価格はオープンプライスで、参考価格は400万円前後。

4K6021Z(レンズRS-SL07RST装着時)

'18年12月発売の4Kプロジェクター「4K6020Z」の後継モデル。“レーザー光源を搭載したネイティブ4K解像度6,000/5,000ルーメンクラスのレンズ交換式プロジェクターで世界最小/最軽量”の筐体設計を継承しつつ、インターフェイスを強化。「より手軽に企業内のデザインレビューや美術館・博物館、医用画像の投写など高い色再現性を求められるシーンに適する」としている。

4K/4,096×2,160ドットの0.74型LCOS(反射型液晶)パネルを採用。入力した映像情報をドットバイドットで忠実に再現できるため、4Kコンテンツの色鮮やかで高精細な映像投写が可能とする。

青色レーザーダイオードと反射型蛍光体ホイールで白色光を効率よく生成できるレーザー光源システムと、照明光学システム“AISYS”(エイシス)を組み合わせた独自の光学システムを採用し、小型化と6,000ルーメンの高輝度を両立する。コントラスト比は22,000:1。

同社4Kプロジェクター「4K5020Z」や、WUXGA(1,920×1,200ドット)のプロジェクター「WUX7000Z」と筐体を同等にした共通プラットフォーム設計を採用。既発売の超短焦点から超望遠までの7本の交換レンズ(別売)を使用でき、幅広い設置が可能。

インターフェイスを強化。前機種はHDMI入力が1系統だったが、HDMIとDisplayPort 1.2入力をそれぞれ2系統に増設。最大4K/60p RGB 4:4:4(10bit)の入力が可能になり「デザインコンテンツやCAD図面用途など緻密で高い階調表現の投写が要求される分野に最適」という。

消費電力は625W。動作音は38/33/29dB(標準/静音1/静音2)。突起部を含む外形寸法は、480×545×196mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約19kg。