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ソニー、21:9有機ELと「シネマプロ」も備えた新スマートフォン「Xperia 5」
2019年9月5日 21:10
ソニーは、ドイツで開催されるIFA 2019に合わせて、新スマートフォン「Xperia 5」を発表した。10月発売。日本での発売日や価格は未定だが、秋以降に日本を含む国や地域で導入予定。
21:9のシネマワイドディスプレイを搭載したXperia 1の下位モデルと位置づけられているが、21:9のディスプレイやトリプルレンズカメラ、映画のような映像が撮影できるシネマプロ機能など、Xperia 1の多くの機能を備えている。
外形寸法は158×68×8.2mm(縦×横×厚さ)で、横幅が少し小さくなった事で、Xperia 1よりも持ちやすくなったという。重量は164g。
Xperia 1は4K有機ELディスプレイを採用しているが、Xperia 5はフルHD+(2,520×1,080ドット)の有機ELディスプレイを採用。しかし、クリエイターモードやBT.2020対応はXperia 1と同じ。縦長画面を活かし、2つのアプリを同時操作するモードも搭載。
トリプルレンズカメラは、いずれも約1,220万画素で、35mm換算で52mmの望遠レンズと、26mmの標準レンズ、16mmの超広角レンズを搭載。瞳AFや、最大秒間10コマのAF/AE追従連写機能、暗所での高画質撮影、独自のアルゴリズムによるハイブリッド手ブレ補正機能も搭載する。
なお、Xperia 1は960fpsのスローモーション撮影に対応していたが、Xperia 5は120fpsまでとなる。フロントカメラは800万画素。
カメラの新たな機能として、撮影アドバイス機能を搭載。指のレンズへの入り込みや、フォーカスのズレ、被写体の人間が目を閉じてしまっている、ブレているなどのミスショットを、撮影前や撮影後に通知。ミスを減らしやすいようになっている。
映画品質のカメラ機能で、シネマ撮影ができる「シネマプロ」機能も搭載。映画撮影用プロカメラの開発チームが監修している。機能はXperia 1と同じだが、UIを進化させ、操作性を高めている。
ゲームアプリを楽しむための機能も強化。ゲームプレイの録画やスクリーンショットなどの機能に加え、新たに、ボイスチェンジャー、オーディオミキサー、ゲームプレイ中の電話通知オフ、カメラキーの無効化、高速連写のスクリーンショット、攻略方法などを検索するウインドウのサイズ変更も可能になっている。
オーディオ面ではハイレゾ再生に加え、Dolby Atmosにも対応。臨場感のある3Dサラウンド再生ができる。BluetoothはLDACコーデックをサポート。非ハイレゾ楽曲をアップサンプリングし、ハイレゾ相当で再生できる「DSEE HX」も搭載する。
チップセットは、Snapdragon 855。メモリーは6GB、ストレージメモリは64/128GB。microSDカードスロットも備える。OSはAndroid 9.0 Pie。側面に指紋認証搭載。バッテリー容量は3,140mAh。