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デノン、ネットワーク再生とAlexa音声操作対応の2.1chサウンドバー

デノンは、ネットワーク再生にも対応した2.1chサウンドバーシステム「DHT-S516H」を10月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は82,620円前後(税込)。

DHT-S516H

50型以上のテレビにマッチするという、ワイヤレスサブウーファー付きの2.1chサウンドバー。横幅1,018mmのサウンドバーに16mmソフトドームツイーターと51×127mmの楕円形ミッドウーファーを各2基搭載。壁掛けにも対応する。

サブウーファーは130mmユニット2基を搭載。各ユニットの駆動には、それぞれに専用の高効率クラスDアンプを用いたバイアンプドライブ方式を採用。「大画面で楽しむ映像の迫力に相応しいダイナミックなサウンドを実現した」という。

サウンドバーとサブウーファーで構成

デノンのHi-Fiコンポーネントと同様に、サウンドマネージャーと音質担当エンジニアがサウンドをチューニング。DSPによる補正に依存せず、スピーカーユニットの基本設計からエンクロージャーの形状、吸音材の分量・配置などベースとなる「音の良さ」を考慮し「Hi-FiコンポーネントやAVアンプにも通ずるデノンサウンドにまとめ上げた」としている。

サウンドモードは映画向けの「Movie」と音楽コンテンツ向けの「Music」を搭載。「ダイアログエンハンサー」でセリフやボーカルを強調して聴き取りやすくできる。夜間などに控えめな音量でも迫力あるサウンドを楽しめる「ナイトモード」も用意。

4K対応のHDMI端子1入力/1出力を装備。音声はDolby Digital、Doby Digital Plus、DTS、AACをサポート。ARCやCECにも対応する。HDR10、Dolby Vision、HLG映像のパススルーも可能。「UHD BDやストリーミング配信、テレビ放送など幅広いソースの4K/HDR映像を最良のクオリティで楽しめる」という。HDMI以外の入力は、光/同軸デジタル音声、アナログ音声(ステレオミニ)を各1系統備える。

サウンドバー部

IEEE 802.11a/b/g/nのWi-Fi(2.4GHz/5GHz)搭載で、ネットワークオーディオ機能のHEOSに対応。Amazon MusicやAWA、Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスを利用できる。(Amazon MusicとAWAには有料プランのアカウントが必要)。セットアップと操作は無料のHEOSアプリで行なえる。Bluetoothも内蔵し、対応コーデックはSBC。

アプリを使って各音楽サービスの操作などが可能

Amazon Alexa搭載デバイスからの音声コントロールにも対応。Alexaに話しかけて再生、停止、スキップ、音量調整などの基本操作に加え、Amazon Musicの楽曲から楽曲名やアーティスト名、年代、ジャンルなどを指定して再生できる。また、TuneInのデータベースに登録されている世界中のインターネットラジオから放送局を音声で呼び出し可能。また、AVアンプなど他のHEOS搭載製品を追加すれば、ワイヤレスのマルチルーム環境も構築できる。

パソコンやNASなどのミュージックサーバー、USBメモリーからのファイル再生は5.6MHz DSD、192kHz/24bit PCMに対応。インターネットラジオ、AirPlay 2、Bluetoothなどの音楽コンテンツを利用するための機能も備える。

サウンドバー部の外形寸法は1,018×73×104mm(幅×奥行き×高さ)で、付属フット利用時の高さは86mm。重量は3.1kg。サブウーファーは縦置き/横置き対応で、縦置き時は172×332×311mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6.6kg。