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オーテク、黒檀ハウジングとパーメンジュール磁気回路採用のヘッドフォン「ATH-AWKT」
2019年9月19日 16:00
オーディオテクニカは、硬質で制振効果のある黒檀(縞黒檀)材をハウジングに使ったアラウンドイヤータイプのヘッドフォン「ATH-AWKT」を11月15日に発売する。オープンプライスで、店頭予想価格は20万円前後。
密閉型ハウジングで53mm径のダイナミック型ユニットを採用。ドイツ製パーメンジュール磁気回路を採用し、強磁力マグネット、D.A.D.S(Double Air Damping System)構造を採用。
最適な駆動力を生み出し、音の輪郭まで表現するという専用設計の6N-OFCボビン巻きボイスコイルを使っている。ボイスコイルの動きに正確に追従し、明瞭な音質を実現するというチタニウムフランジを採用。
新設計のマグネシウム成型アームにより、装着感と密閉性を高めている。イヤーパッドとヘッドバンドはシープスキン。
ケーブルは着脱可能で、A2DCコネクターを採用。3mで標準プラグのケーブルが付属するほか、入力端子はXLR-Mタイプの4ピン仕様で、左右の音の分離感を高める6N-OFC+OFC導体の両出しバランスケーブルも付属する。
出力音圧レベルは102dB/mWで、再生周波数帯域は5Hz~45kHz。インピーダンスは48Ω。ケーブルを省いた重量は405g。
音を聴いてみる
希少な木材だが、硬質で制振効果のある黒檀(縞黒檀)材をハウジングに使っているのが特徴。木の響きは控えめで、ドライバーユニットの、ハイスピードでトランジェントの良いサウンドがダイレクトに楽しめる印象だ。
余分な響きが少ないため、ハウジングの存在をあまり感じず、開放型のような広がりも楽しめる。金属ハウジングのヘッドフォンと比べ、硬質な響きも無く、音の自然な余韻が楽しめる。全体の再生音もバランスが良好。非常にオーソドックスながら、完成度、実力ともに高いレベルのヘッドフォンだ。